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『ドクターX』米倉涼子「命の尊さ」熱弁 病気と闘うファンと涙のQ&A、自分の患者経験を重ねメッセージ

ORICON NEWS / 2024年12月19日 19時31分

「命の尊さ」を熱弁した米倉涼子(C)ORICON NewS inc.

 俳優の米倉涼子、岸部一徳、勝村政信が19日、大阪市内で行われた『劇場版ドクターX FINAL』(公開中)大阪舞台あいさつに登壇。人気シリーズの完結作とあって、満員の約700人が駆けつけ、Q&Aは熱気がこもった。

【写真】みんなでX!笑顔でポーズした岸部一徳と米倉涼子と勝村政信

 この日初めて映画を観るという人は少数で、複数回はざら、15回観たという人も。米倉は「なんでそんなに見るの?」とキャラ全開で、勝村から「質問がヘタ!」とツッコミが飛ぶなど、劇中さながらのトークとなった。

 手が無数にあがったQ&Aでは、アピール合戦の末にマイクを手にしたファンが「ずっとお聞きしたかったことがあります」と、涙ながらに切り出した。米倉の「強い生き方に」あこがれ、「米倉さんがつらかったり、くじけそうになった時、どのようにして乗り越えてきたましたか?大切にしていることば?」と聞いた。



 米倉は「私もつらいことはたくさんあるし、悩みや苦しいこともあります。けれど、そういった時にはここにいる、(共演者の)お父さんやおじいちゃんに相談したりして、(気持ちを)中に閉じ込めないようにして、一度泣く時は大きく泣く、大きく息をする、そして落ち着くっていうことを繰り返しながら、自分に正直に生きることを目指して、私のスタイルとしてはそれを目指しています」とまっすぐ答えた。

 さらに、米倉は「何かつらいの?」と向けると、ファンは「私、ずっと病気があってこの間も手術をしたんですけど、あまりよくなくて」と明かし、この日を待ち望んでいたと吐露。その思いを、米倉は「私も2019年ぐらいからずっとつらくて、本当にきょうここの場所に立ってられるかどうかもわからなかった」と受け取り、「(共演者・スタッフ・ファンに)後ろから支えてもらいながら頑張って、やっぱり時間を無駄にしないで諦めずに進んでよかったな」としみじみ。

 そして「これはあなただけじゃなくて皆さんに言えることだけど、やっぱりできる限り謳歌したいなと思いますよね。でもいろんなね。苦しみとか色々人それぞれあるだろうし、簡単には言えないけれど、希望は捨てないで」とエール。

 『ドクターX』は、無数の病気との闘いを描いてきた。米倉は「毎回新しい患者さんが登場されて、新しい病気と向き合って、病気について少しでも知ろうと勉強して覚えるということも、すごく勉強自分の人生にとって良い勉強になった」と噛み締め、最後には「皆が支え合って思いを込めて作ったものが、この映画になりました。命の尊さや、絆がというものがいかに大切かと伝わったんじゃないかと思います」と、シリーズを通じて伝え続けてきた“命の大切さ”を熱く呼びかけた。

 “絶対に失敗しない”フリーランスの外科医・大門未知子が、難易度の高い手術を行い、群れ・権威・束縛…といった概念を打ち砕いて活躍する姿を描き、2012年から7シリーズが放送された国民的人気ドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系)。ドラマ誕生から12年、シリーズをけん引してきた最強の布陣により初映画化され、ついにシリーズ完結を迎える。

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