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『渡辺篤史の建もの探訪』文京区・9.5坪の家 住まい手の自由な発想で活用できるスキップフロアの完全ワンルーム

ORICON NEWS / 2024年12月20日 12時10分

“がらんどう”を自在に仕切る=「-東京都文京区・伊代田邸-」

 俳優の渡辺篤史(77)が案内役を務めるテレビ朝日『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜、前4:25)の21日放送回では、東京都文京区に建つ“がらんどう”の家、伊代田邸を紹介する。建築面積わずか9.5坪のスキップフロア住宅は、住まい手の自由な発想で活用できるワンルーム設計が特徴だ。

【写真多数掲載】天井高3.6メートルの巨大空間

 交通量の多い大通りに面したこの家は、正面に大きなガラス窓を3段積みした外観が印象的。一見3階建てのように見えるが、内部はスキップフロアを採用した2階建てで、すべての空間が繋がった大胆な設計になっている。

 玄関を入ると、天井高3.6メートルの広々とした土間が広がる。玄関、仕事場、子どもの遊び場と多目的に利用できるこの空間は、家の顔とも言える場所だ。内部は鉄骨や下地材がむき出しで、床や壁の仕上げも最小限。外からはシンプルに見えるデザインだが、奥行きが変化する台形の平面形状が、敷地の特性を最大限に生かしている。



 2階は、床に高低差をつけた2層構造。道路側にある下段はLDKスペースで、床の高さが地上3.9メートルと高いため、街路樹の緑を窓越しに楽しめる特別な空間となっている。前面道路から距離をとっているため、全面窓でもプライバシーが守られており、落ち着いた雰囲気が魅力だ。

 2階奥の上段には洗面・浴室スペースがあり、LDKとの間仕切りはカーテンのみという大胆な設計。さらに、洗面室からは梯子を使って屋上に上がることができ、都心ならではの景色を楽しめる。

竣工:2023年11月
敷地面積:45.8平方メートル(13.8坪)
建築面積:31.4平方メートル(9.5坪)
延床面積:64.4平方メートル(19.5坪)
構造:鉄骨造
設計:伊代田朋子/イヨママダ

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