安島隆、オードリーとフジ特番に感謝 新鮮な気持ちで見た2人の魅力「華がある」

安島隆氏 （C）ORICON NewS inc.

　お笑いコンビ・オードリーがMCを務める、フジテレビ系バラエティー『オードリーの弾込めてきました！』が、26日に放送される（後11：00）。面白いネタを作るべく体を張って“トークの弾”を込めてきた芸人たちが、その実体験エピソードを、若林正恭の前で、話術1本で披露する。小細工は一切なし、爆笑あり、スリルありの“リアル”な体験談を、臨場感たっぷりに語り尽くす。

【集合ショット】豪華キャストがズラリ！『オードリーの弾込めてきました！』

　今年大ヒットを記録した配信ドラマ『地面師たち』（Netflix）は、土地の所有者になりすまして売却を持ちかけ、多額の代金をだまし取る詐欺集団「地面師」の犯罪を描いた作品。ハラハラするストーリー展開と豪華俳優陣の狂気に満ちた演技がSNSや口コミで広がり、大きな反響を呼んだ。このドラマにドハマリしたという森田哲矢（さらば青春の光）は、“トークの弾”を込めるために大物地面師と近い人物と接触することに成功した「これ、本当らしいんですけど…」とオンエアギリギリのネタをぶっ放しまくる森田は、ドラマのストーリーには「後日談があった」と禁断のエピソードを語り出す。

　ヒコロヒーは、予約7年待ちの完全紹介制焼き肉店へ弾を込めに来店。予想をはるかに凌駕（りょうが）する世界が広がっていたといい、若林や指原莉乃はついつい前のめりで聞き入る。夢のような焼き肉店の実態に迫る。一方、マシンガンズの西堀はイケメンの相方・滝沢との格差をひしひしと痛感しているそうで、ついに男磨きを決意。「イケオジと呼ばれたい」という願望を胸に、美人トレーナーしかいないパーソナルジムで“トークの弾”を込める。

　また、キンタロー。はおろしたての新ネタ、春日のモノマネで登場。「2025年はこれ１本でいきます」と意気込み、若林と春日から猛ツッコミを受ける。そんなキンタロー。は春日のモノマネのクオリティーに磨きをかけるため、若林と春日が青春時代と駆け出し時代に深く関わったという人物へ話を聞きに行ったそうで…。そして、春日は親子3人で小学校お受験対策の「お嬢様育成塾」へ行ってきたエピソードを披露。春日は4歳の愛娘にデレデレのようで、とにかくかわいくて仕方がない様子。そんな娘の変化を前に、春日の涙腺が緩み…。

　南海キャンディーズの山里亮太、若林による『たりないふたり』の仕掛け人で、10月末で日本テレビを退社した安島隆氏が、同番組を手がけているが、収録後にインタビューを行った。

■安島隆
――初めてのフジテレビでの番組となりましたが？

【安島隆】本当に感謝しかないです。番組の内容について、トークの弾を込めてくる芸人のみなさんにも年末にかけて忙しくなるタイミングで負荷のかかることをやっていただいて、それを受け止める若林さんもちゃんと受け止めないといけない、春日さんも弾を込めてくる…みなさんがこの番組のために、とても汗をかいてくれて。フジテレビさんもそうです。美術さんもそうなのですが、提案型で、いろいろとコミットしてくださって。このチームでやらせてもらえたことも感謝です。長年、自分なりに頑張って仕事をやってきたつもりではありますが、それのご褒美かなと、ありがたかったです。
あとは、毎回思うことなのですが、収録が終わってから放送までが、僕らにとっては一番緊張する時間でして。頑張っていただいたり、いいものを演者さんにいただいた時ほど、編集作業へのプレッシャーがすごいです（笑）。ありがたいのですが、これで変なことになったら、みなさんに迷惑をかけるなと。それがプレッシャーであり、醍醐味でもありますね。

――あのセットから出てきてトークをするというスタイルが、より緊張感が上がるものになっているなと思います。

【安島】普通に考えると『弾込めてきました』という、ハードルが上がるようなタイトルにしないですよね…。若いディレクターがつけそうなタイトルだなと、自分でも思いました（笑）。出演者のみなさんに負荷がかかりますからね。おじさんになってくると、バランスを取るような作業になってくるのですが、今回は、あまり考えすぎずに、ストレートなものを届けたいなと。僕が最初に描いた稚拙な設計図を、みなさんが立体的にしていくという作業、それがテレビの醍醐味で、一番面白いところだと思うので、それがやれたなというのは、すごくよかったです。

――若林さんと1対1で話すという形が、よりみなさんの人間味を引き出すものになっていたと感じます。

【安島】緊張しますよね。受け手の若林さんも、どんなトークがくるのか知らないので、それも緊張すると思います。やっぱり、弾を込めてきてくれた芸人さんが、本領を発揮できなかったり、そっちじゃないのよというところへの着地になってしまうこともありうるし。着地点も考えながら、トークを受けるというのは、頭をめちゃくちゃ働かせてくれたと思います。芸人さんたちも、それがわかるから、また緊張するじゃないですか？弾を込めてきた芸人さんたちが、自分の番じゃない時は、トークを聞く側になるので、そこの緊張もありますよね。長くなると、如実に態度に出たり（笑）。みんなが本気になっていただけるような、僕は枠を作るだけなので、みなさんがやってくださったことに感謝です。

――今回、フジテレビさんで、オードリーさんとまた新たな番組を作られました。改めて感じたオードリーさんの魅力はどこでしょうか？

【安島】スタジオセットの真ん中にお2人に立ってもらった時に、華があるなと感じました。フジテレビさんのスタジオにいるからこそ、僕は門外漢の立場から客観的に見た時に、おー華あるなと思いました（笑）。自分自身もはじめましてで、お邪魔しているので、今まで長く知っているからこそ、もう一度新鮮な気持ちでお2人を見ることができました。

――今回の番組について、改めてお聞かせください。

【安島】オードリーさんだからできる番組ですし、オードリーさんだから、ほかの演者さんも本気で輝くことができる番組を作ることができたと思いますので、オードリーファンの方に見ていただきたいですし、オードリーさん含めた芸人さんファンの方にとっても、めちゃくちゃ熱のある番組ですので。芸人さんの本気の熱を見ていただきたいです。