クリーニングから戻ってきたスーツ「ビニールがついたまま収納するのはNG」 長持ちさせるための最適な保管方法
ORICON NEWS / 2025年1月2日 9時30分
スーツを清潔に保つためにはクリーニングが必要不可欠。だが、その方法を間違えると、生地にダメージを与えて劣化を早めてしまうことにもなりかねない。そこで今回は、クリーニングに出す適切な頻度や汚れに応じた洗い方、保管する際の注意点など、お気に入りのスーツを長く愛用するための正しいクリーニング方法を解説していく。
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■虫食いやカビなどを防ぐ!スーツをクリーニングに出す適切な頻度
汚れ具合や所有着数などによっても異なるが、スーツをクリーニングに出す頻度としては、1シーズンに1~2回が理想的。汚れが付着したままでしまっておくと、虫食いやシミ・カビが発生する原因になるので、シーズンオフの衣替え前にも再度クリーニングに出してから収納するのがベストと言える。
過度のクリーニングは生地の風合いを損なって劣化を早めてしまう場合もあるので、スーツに負担をかけない頻度を意識することが大切。クリーニングの回数を減らすには日々のお手入れが重要のため、スーツは3着程度を着まわして、1日着たら2日休ませる形にするといいだろう。
■汚れの種類によって適切なものを選ぶべき!スーツのクリーニング方法2つ
スーツのクリーニングには、大きく分けて「ドライクリーニング」と「ウェットクリーニング」の2種類がある。それぞれ洗い方に特徴がある上、付着した汚れによって適切なクリーニング方法は異なるため、どちらのクリーニング方法を選ぶべきなのかはきちんと把握しておくべきだろう。
【ドライクリーニング】
ドライクリーニングとは、ドライ溶剤という石油系有機溶剤を使用するクリーニング方法。水ではなく油で洗うため、水に弱いデリケートな素材(ウールやカシミアなど)や水洗いでは型崩れや縮み・色落ちなどが起ってしまうものが洗える。
ドライクリーニングであれば、スーツを乾いた状態で洗えるので型崩れや収縮が起きづらい。油で洗うので油成分の汚れ落としに強いが、逆に汗など水溶性の汚れは落としにくい。また、ウールの繊維内にある油分まで溶かすので生地が傷みやすいので、クリーニングのしすぎには注意が必要だ。
油性ペン、皮脂、化粧品などの油汚れを落としたいときや衣替えでスーツを長期保管する際にオススメのクリーニング法で、仕上がりには1日~5日程度を要する。
【ウェット(水洗い)クリーニング】
ウェットクリーニングとは、汚れが落ちやすい40~60℃の温水を使い、それぞれの汚れに適した石鹸や溶剤を使って水洗いするクリーニング方法。家庭では水洗いできないドライクリーニングマークの付いた衣類を洗えて、細部にまでこだわって仕上げることができるプロのクリーニングとも言われる。
化学溶剤を使わないので風合いの変化が起きづらく、スーツに臭いが残らずに生地へのダメージも少ない。ドライクリーニングでは落としにくい水溶性の汚れも落ち、さっぱりとした仕上がりで着心地がいいのも魅力と言える。
ビールやワイン、醤油など、飲食物のシミ汚れを落としたいとき、夏場や汗の臭いが気になるときなどにオススメのクリーニング法で、仕上がりには1週間~10日程度を要する。
■必ず上下セットで出すこと!スーツをクリーニングに出す際の注意点
後々のトラブルなどを回避するためにも、スーツをクリーニングに出す際には以下の点に注意してほしい。
【ジャケットとパンツをセットで出す】
変色に対応するためにジャケットとパンツは必ず一緒に出すこと。ジャケットとパンツを別々に出す頻度が高いと、気づかないうちに上下の色が異なってしまうケースも…。
【ポケットの中身や装飾品を確認する】
ジャケットとパンツのポケットの中に何も入っていないかは事前に確認しておくべき。また、装飾ボタンや付属品は外してから出すようにしよう。
【シミや痛みの有無を事前に伝える】
クリーニングに出す前にスーツ全体をくまなく確認しておくこと。シミやほつれなどの傷みがある場合は、事前に伝えておくとお互いに安心だ。
■ビニール袋に入れたままはNG!クリーニング後のスーツの保管方法
「クリーニングから戻ってきたスーツをそのままクローゼットにしまうのはあまりオススメできない」という。意外な盲点だったのが、あくまでスーツを保護しているビニール袋は“汚れを防ぐ”ためにあって、そのまま保管すればスーツの状態が悪くなることも…。スーツを長持ちさせるためにも以下の3点を意識するようにしてみてほしい。
【ビニール袋を外す】
ビニール袋はスーツを持ち帰る際に汚れるのを防ぐためのもの。ビニールをかけたままで保管すると内側に湿気が溜まってしまい、変色やカビの発生の原因になる。必ずビニールを外した状態で保管しよう。
【ハンガーを替える】
クリーニング店のワイヤーハンガーのままで保管すると型崩れの原因になるため、肩のラインに合う肉厚で丸みのあるハンガーに掛け替えるのがオススメ。除湿・防湿・芳香効果がある木製のハンガーがベスト。
【間隔をあけて収納する】
スーツとスーツの間隔を最低でも2cmはあけて収納するべき。隙間なく入れてしまうと、シワになりやすくなったり、出し入れする際に生地同士が擦れて傷む原因になったりするので要注意。
お気に入りのスーツを長持ちさせるためには、定期的にクリーニングに出すことが重要。付着した汚れやスーツの状態などをきちんと確認して、最適なクリーニング方法を選ぶようにしてほしい。
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