71歳・松平健、鍛え続け殺陣&乗馬も現役 『暴れん坊将軍』17年ぶり吉宗役もブランク感じず
ORICON NEWS / 2025年1月3日 7時0分
17年ぶりに復活するテレビ朝日系『新・暴れん坊将軍』(4日 後9:00)で主人公の八代将軍・徳川吉宗を演じる松平健(71)が、あすの放送を前に囲み取材会に出席した。久しぶりの吉宗役も「ブランクを感じなかった」といい、今作でも殺陣&乗馬に現役で挑んでいることを明かした。
【場面写真】全く衰えない殺陣を披露する松平健
1978年から2003年にかけて放送された『暴れん坊将軍』は、“名君”と誉れ高い八代将軍・吉宗(松平)が、貧乏旗本の三男坊・徳田新之助、通称“新さん”として庶民の暮らしにまぎれながら、江戸にはびこるさまざまな悪を討つ痛快時代劇。
令和によみがえる本作は、吉宗の治世となってから二十有余年を経た江戸の町が舞台。将軍として成熟期を迎えた吉宗が世継ぎ問題に直面する。嫡男の家重(西畑大吾)は病のため右腕と顔に麻痺があり、城内には廃嫡を望む声も少なくなかった。そんな中、新之助として町に出た吉宗は、洋剣“レイピア”を華麗に操る商家の三男坊“徳長福太郎”と出会う。その福太郎こそ、ほかならぬ息子・家重だとわかり、吉宗は驚がく。やがて吉宗と家重の間に横たわる深く切ない確執が思いもよらぬ波乱を生み、巨大な陰謀が将軍家に襲いかかる。
松平は今回のオファーに、「前々から『暴れん坊将軍』の復活を熱望していたので、“ぜひやりたいです”と即、お返事しました」と快諾。「奇しくも今年は芸能生活50周年という節目だったので、みなさんが私をお祝いしてくださっているような気持ちになりました」と喜び、「時代劇が減って、いわゆる“ラスたち(=ラストの立ち回り)”がある時代劇はほとんど見なくなりましたが、『暴れん坊将軍』は今でも再放送を見ると面白い!ずっと復活できたらいいなと思っていたんです」と待ち望んでいた心境も明かした。
シリーズが終了してからは時代劇、現代劇を含めさまざまなフィールドで活躍してきたが、「“青年将軍”である吉宗のさわやかなイメージをどこかでずっと大事にしてきました」と、吉宗の存在を胸に刻み続けてきたことも打ち明け、だからこそ「撮影がはじまって将軍の扮装をするとまったくブランクを感じず、すんなりと入ることができました」と、役への誇りと愛情をにじませた。
現在71歳の松平が、吉宗役に抜てきされたのは20代前半のころ。「最初は悪役を含めてまわりがすべて先輩方なので、気を遣いっぱなしでしたね。新人なのに先輩を成敗したり、“頭が高い”なんて一喝しなくてはならなかったりで、恐縮しながら演じていました」と当時を振り返り、「私も初めて時代劇の主演を務めるため戸惑うことだらけでしたが、吉宗もまた、将軍職に就任したばかりでわからないしきたりも多かった…。『暴れん坊将軍』はまさに、ともに歩み、ともに成長する形でできあがった作品。その後もさまざまな時代劇に出演させていただきましたが、間違いなく私の代表作です」と断言。
昔からの同シリーズファンに対しては「『帰って来た!』という懐かしさを感じていただきたい」とアピール。「白馬で海岸を駆けるオープニングは『暴れん坊将軍』の象徴ですが、今回新たに撮影しました。馬に乗って海岸を走るのは20年ぶりだったのでちょっと緊張しましたが、走りだしたらとても爽快でした。オープニングから立ち回りがあり、最後にまた大立ち回りがあるのも見どころです」と、殺陣や乗馬も現役でこなしたことも明かした。
最後には“2025年の目標”を色紙に書いて披露した松平。「シンプルに『健康』ですね。また1年、健康で過ごせるように。どんな仕事もこなせるような身体でいたいので殺陣も乗馬もこなせるように体幹を鍛え続けていきます」とこれからも現役で演じ続ける宣言をして締めくくった。
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