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【RIZIN】鈴木千裕「1年でチャンピオンに返り咲く」そのために敗れたクレベルとの練習を志願

ORICON NEWS / 2025年1月1日 9時36分

鈴木千裕 (C)ORICON NewS inc.

■『RIZIN DECADE』(31日・さいたまスーパーアリーナ)
第14試合のフェザー級タイトルマッチで挑戦者のクレベル・コイケに敗れてベルトを失った前王者の鈴木千裕が、ベルトを失った悔しさをにじませながらも「1年でチャンピオンに返り咲く」と前を向いた。

 クレベルは1年半前に初防衛戦で挑戦者の鈴木と対戦したが、規定体重の66キロを400グラムオーバーし、ベルトを剥奪された。その試合はクレベルが一本勝ちしたものの規定によりノーコンテストに。時を経て王者・鈴木vs.挑戦者・クレベルと立場を変えての再戦が、RIZINの10回目の大みそか大会のメインで行われた。

【インタビュー動画】鈴木千裕「1年でチャンピオンに返り咲く」敗れたクレベルとの練習を志願



 試合は鈴木が打撃、クレベルがサブミッションとお互いの得意の展開に持ち込もうと一進一退の攻防を見せるが、クレベルがタックルに成功しグラウンドで攻める時間が長くなる。鈴木も下になったクレベルに強烈な打撃を打ち込み、額から大流血させるがクレベルを攻め続けてコントロールし、判定3-0でクレベルが勝利。ベルトを再び腰に巻いた。

 試合後にメディアルームにコスチュームのままやってきた鈴木は「やられたんで、もうしょうがないですね。やりたいことはやったし、やれることもやってきました。結果を受け入れるしかないです」と完敗を認め、「本当に強いです、それに尽きます」と新王者の強さを称えた。

 それでも「でも、やめられないですね、格闘技。ここで諦めたら全部が無駄になる。だから1年で取り返します。何でもやります。とにかく勝ち続けて、最短でタイトルマッチに行きます」と年内のベルト奪回を宣言。「また振り出しに戻っただけです。格闘技を楽しむ時間が増えました。負けてどう最短で返り咲くかが一番面白いところです」とベルトを失った直後でもすぐに再起を宣言した。

 クレベルの寝技をディフェンスしたものの、脱出するまでに時間を要したことが勝敗を分けるポイントとなったが、「敗因を見つけるために、クレベル選手に教えを請うつもりです。約束しました」と戦ったばかりのクレベルから寝技技術を学びたいと打ち明けた。

 王者がクレベルであっても他の選手であっても「クレベルに教えてもらった技術で王者を倒して、俺がチャンピオンになる」と野望を掲げ、お互いの負傷が癒え次第「オッケーと言われたらすぐに行きます」と練習に取り組む。

 1年以上にわたり保持していたベルトを失ったが「俺はチャンピオンです。1回チャンピオンになれる人は、もう1回チャンピオンになれる、チャンピオンのなり方を知っている」と、メンタルは王者のままで再びのベルトを目指して戦い続けていく。

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