阪神・淡路大震災から30年、MBSが当日映像&秘話を公開 入社1年目・西靖アナは“がく然”
ORICON NEWS / 2025年1月4日 11時30分
大阪・毎日放送(MBSテレビ)は『MBSマンスリーリポート』(毎月第1日曜)新年最初の放送となるあす5日(前5:45~ ※関西ローカル)で、阪神・淡路大震災を振り返る。
【貴重画像】「1・17」あの日の神戸の街、ニュースを伝えた馬野雅行アナら
1995年1月17日午前5時46分、淡路島北部を震源とする巨大地震が発生した。被害は、淡路、神戸、阪神間に及び、6400人を超える人命が失われた。あれから30年の節目。1月・2月に連続企画「証言 阪神・淡路大震災30年 あの日を振り返る」を届ける。
第1回目は、当時、震災報道の最前線にいた記者・アナウンサー・報道カメラマン・技術マンの8人にそれぞれ1時間以上にわたるインタビューを実施。当時の報道や、生々しい被害状況をとらえた貴重な映像とともに公開する。
泊り勤務の仮眠中だった報道カメラマンの工藤輝樹は、飛び起きてその瞬間からカメラを回す。結果、揺れているMBS社内の様子が映像に残った。そして阪神高速が倒壊した現場では、路面にのぼりカメラを回した。
発災20分後には社に駆け付けた報道記者の榛葉健。ヘリコプターに乗り上空から被災状況を中継。夜になり、長田区の火災現場を上空からリポート中、思わず発してしまった腹の底からわくような「一言」とは。
入社1年目だったアナウンサーの西靖。ラジオスタジオに自分でマイクを立て、情報をさばき、しゃべり続けた。翌日にはバイクにまたがり被災地入り。その夕刻、本社からのある「指令」にがく然となった…。
2024年は、1月1日に能登半島地震が起き、初めての「南海トラフ地震臨時情報」も出された。毎日放送は「いつの日かまた必ず起こる大地震の時、1人でも多くの命を守り、放送を継続して正しい情報を伝え続けられるよう、私たちは、阪神・淡路大震災当時、まだしっかりとしたマニュアルもない中、手探りで必死に放送を続けた社員たちの証言を、後世に残したいと考えました」とする。必死で伝え続けたあの日。その時の思い、とまどい、くやしさ、放送には乗らなかった舞台裏、今だから語れることが明らかになる。
第2回は2月2日に放送予定。関西以外からも『MBSマンスリーリポート』の番組ホームページで視聴できる(一部、テレビ放送と異なる)。
※敬称略
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