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佐藤勝利&高石あかり、終わらない“愛の試練”挑む 手塚治虫の問題作『アポロの歌』実写化【コメントあり】

ORICON NEWS / 2025年1月16日 7時0分

佐藤勝利&高石あかりがW主演するドラマ『アポロの歌』メインビジュアル(C)「アポロの歌」製作委員会・MBS

 3人組グループ・timeleszの佐藤勝利と俳優の高石あかり(※高ははしごだか)がW主演するドラマ『アポロの歌』が、2月18日よりMBS/TBSドラマイズム枠で放送スタートすることが決定した。手塚治虫氏原作の問題作ともいえる壮大なSF青春ストーリーを現代解釈し、実写ドラマ化する。

【ソロビジュアル】ドラマ『アポロの歌』主演を務める佐藤勝利&高石あかり

 原作は1970年に『週刊少年キング』で連載され、1970年に「週刊少年キング」で連載され、人間のダークな部分を掘り下げた手塚治虫の“黒手塚”とも呼ばれるノアール作品。大きな叙情詩の中で、手塚が真っ向から愛を描き讃歌を描いた傑作として、今改めて注目を集めている。



 「愛のいくつかのケースについて、それが人間の生き方とどうかかわりがあるかを描きたいと思いました」との言葉を手塚が残しているこの物語を、手塚プロダクション監修のもと、現代解釈版の物語として蘇らせた。

 幼少期の母とのトラウマのせいで、愛を軽蔑して生きている大学生・近石昭吾を演じる佐藤は、アイドル活動と並行して俳優としても活躍。先月発表された「ViVi国宝級イケメンランキング」2024年下半期のNOW部門で1位を獲得し、勢いに乗るなかで2年ぶりのドラマ主演で、転生を繰り返す中で“愛の試練”に挑む難役に挑戦する。

 原作を読み「一見複雑な物語に見えましたが、非常にシンプルに一貫して愛を主題にしているな」と感想を持ち、自身の演じる昭吾について「愛を拒絶して生きている青年です。また、本当の愛を知ってしまうと、その時いる世界とは違う世界に移動してしまう業を背負っています」と分析した。

 一方、昭吾の幼なじみで歌手になる夢を見てバーで働いている渡ひろみを演じる高石は、映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズで注目を集め、25年度後期放送予定のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインに抜てきされた。

 佐藤と同様に原作に対して「手塚さんの描く幾つもの愛は歪んでいるように見えてとてもピュアなものにも感じられました」と受け止め、「この作品を通じて、愛の形も様々で、家族や友人、恋人、表現も人それぞれ。だけど形は違えど確かに同じ愛がそこにはあると学びました」と思いを伝えた。

 全話の監督・脚本を務めるのは、『チワワちゃん』(2019)や『真夜中乙女戦争』(2022)など、話題作を手掛けた二宮健氏。「皆の力が結集し、この作品でしか語ることのできない壮大な愛のドラマが完成しました。愛とは、時に苦悩や不自由を伴いながらも、生命の存在を支える根源的なテーマです」とコメントを寄せた。

●佐藤勝利コメント
企画書の表紙に描かれている手塚治虫先生の絵を一目見て、この世界に入らせて貰えるなんて光栄過ぎる、演じさせていただけたら何より幸せだな、そう思いました。
それから原作を読んでみると、一見複雑な物語に見えましたが、非常にシンプルに一貫して愛を主題にしているなと感じました。僕が演じる近石昭吾は、愛を拒絶して生きている青年です。また、本当の愛を知ってしまうと、その時いる世界とは違う世界に移動してしまう業を背負っています。
とても難しい役所でしたが、共演させていただいた高石あかりさんと一緒に、人間の愛とは何かというのを見つめながら演じさせていただきました。今回のドラマでは手塚プロさんのご協力のもと現代解釈版でお届けいたします。愛をテーマにする作品は非常にシンプルですが、手塚先生の独創的な世界観と、二宮監督による現代を切り取る視点によって、愛というものを再発見していただける作品となりました。MBS/TBSドラマイズム「アポロの歌」ぜひご覧ください!

●高石あかりコメント
原作を読んだ時、手塚さんの描く幾つもの愛は歪んでいるように見えてとてもピュアなものにも感じられました。二宮監督が本質の部分をより伝わりやすく台本に起こしてくださり、私はいくつもの役を演じるにあたって、まずどの役にもあるこの純粋な気持ちを1番大切にしようと思いました。
持ち込んだアイデアを二宮監督が面白いと膨らませてくださったお陰で、自分の範疇を超えた場所で挑戦し続けられた気がします。この作品を通じて、愛の形も様々で、家族や友人、恋人、表現も人それぞれ。だけど形は違えど確かに同じ愛がそこにはあると学びました。
一人でも欠けてしまえば作ることの出来なかった作品だと思います。この作品に出会えて良かったです。

●二宮健コメント
『アポロの歌』は、自分の礎を築いた手塚治虫先生の作品の中でも、特に心を揺さぶられた一作です。
手塚マンガのスターシステムが描く主人公像を繊細で力強く体現してくださった佐藤勝利さん。多大なる情熱と想像力を持って作品の世界を大胆に広げてくださった高石あかりさん。そして、共に駆け抜けてくれたキャスト、スタッフたち。皆の力が結集し、この作品でしか語ることのできない壮大な愛のドラマが完成しました。愛とは、時に苦悩や不自由を伴いながらも、生命の存在を支える根源的なテーマです。
ぜひご覧ください。

●全体あらすじ
「そなたは何度もひとりの女性を愛するだろう。だが、その愛が結ばれる前に、そなたは必ず死なねばならぬ!」
幼少期に起きた母親とのトラウマで、愛を憎むようになった近石昭吾(佐藤勝利)は、愛してもいない女性の家に転がり込んでは金をもらい生活を続けていた。幼なじみの渡ひろみ(高石あかり)との関係だけは特別な何かを感じていたが、ある日、ひろみが自らに好意を抱いていることを知った昭吾は、愛を憎むが故に決定的な間違いを犯し、ひろみを死なせてしまう。行きついた世界で、昭吾は女神にある罰を言い渡された。
それは「何度生まれ変わっても一人の女性を愛し、結ばれる前に死ぬ」というものだった――
逃れられない転生のループと女神の啓示により、昭吾はいくつもの世界をさすらいながら、愛と向き合うことになり…!?

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