蓮佛美沙子、パティシエ役で1ヶ月半の猛特訓 「全てをぶち込んで焼く系のお菓子しか作ったことなかった」も才能開花

パティシエ役で猛特訓したことを明かした蓮佛美沙子 （C）ORICON NewS inc.

　俳優の蓮佛美沙子、永作博美、木戸大聖が16日、東京・渋谷のNHKで夜ドラ『バニラな毎日』（20日スタート　総合、月～木　後10：45）の試写会後の会見に参加した。

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　蓮佛演じる白井葵は、パティシエとして洋菓子作り一筋に生きてきた。本格フランス菓子への強いこだわりと、他人に頼らず、自分に厳しい性格から、近寄りがたい印象を与えてしまうところがある。佐渡谷に巻き込まれて始まったお菓子教室で、心に痛みを抱えた人たちと出会い、自分自身を見つめ直していく。

　役柄にあわせ、お菓子作りについて問われると蓮佛は「自炊はするけど、お菓子は“全てをぶち込んで焼く”系のお菓子しか作ったことなかった」と明かす。そんな中で「パティシエ役で、かつプロで『うまい』と言われている設定。ほんとに大変でした。最初、監督から『最悪、できなかったら吹き替えでも』というお話もあったんですけど、自分の中でどうしても『自分でやりたい』という思いがあった。クランクインする1ヶ月半ぐらい前からお菓子けいこしていただいて、道具もお借りしておうちに持って帰った。1ヶ月半ぐらいは、ほぼ毎日、何かしら触って練習するようにしていた」と振り返った。

　「本番は緊張して。（撮影用に用意した下準備も）数に限りがあるので『あと1個です』とか言われたこともあったりしたんですけど、なんとかギリギリ全てのお菓子作りのシーンを自分でやることができた。本当に楽しくて大変でした」とにこやかに語った。

　そんな蓮佛に製菓指導の先生が撮影で使用した道具をプレゼントされたそう。「何作ろうか考えてます。（1話で登場する）タルトタタンが本当においしかったので作ろうかな」とイメージしていた。

　同作は孤独な人たちの心の渇きをお菓子が癒やすじんわり心があたたかくなる小説「バニラな毎日」をドラマ化。大阪の小さな洋菓子店の厨房で、五感を刺激するお菓子の魔法が、ささやかな幸せを生み出していくスイーツ・ヒューマンドラマとなる。