西野七瀬、映画『君の忘れ方』イメージぴったりの役 坂東龍汰は「1番最初に頭に浮かんだ」

映画『君の忘れ方』公開記念舞台あいさつに登壇した西野七瀬 （C）ORICON NewS inc.

　俳優の坂東龍汰（27）、西野七瀬（30）が18日、都内で行われた映画『君の忘れ方』の公開記念舞台あいさつに登壇した。

【写真】舞台上で感謝の抱擁を交わした坂東龍汰＆南果歩

　本作は、大切な人の喪失からの再生を描いたヒューマンドラマ。森下昴（坂東）は付き合って3年が経つ恋人・美紀（西野）との結婚を間近に控えていたが、美紀が交通事故で亡くなってしまう。言葉にならない苦悩と悲しみの日々を過ごす中、母・洋子（南果歩）に促され、久々に故郷の岐阜へと帰省する。洋子もまた、不慮の事故で夫を亡くし、いまだに心に傷を抱えていた。悲しみは癒えないと思っていたが、ある不思議な体験を通して、昴は美紀の死と向き合っていくようになる。

　この日、キャスティングの話になると、坂東演じる主人公の亡き恋人役を演じた西野について、坂東は「“君”役が誰になるのか勝手にひとりで想像してたんですけど、1番最初にふっと頭に浮かんだのが西野さんだったんですね。絶対にぴったりだなと思って。でもまさかそんな、ありえないありえない、と思ってたら、監督から西野さんに決まりましたという連絡をいただいて。え～！って」と驚きのエピソードを明かした。

　続けて作道雄監督も「“幻”というちょっと独特な役ですが、強烈なインパストを残しつつ、最後には彼女のことが好きだった明るいところに戻ってくるという、それを演じられるのは西野さんしかいないなと思いました」と話した。

　2人の言葉に対し、西野は「すごくうれしいです」と笑顔を浮かべ、「幻影として出てくるシーンがほとんどというのはなかなかない役ですよね。今までにないなとシンプルに面白いと思って、（出演を）OKしました」と明かした。