松重豊、主演・監督作『孤独のグルメ』ヒットに「至上の喜び」 観客の熱量を実感「いろんな見方ができる」
ORICON NEWS / 2025年1月19日 16時9分
俳優の松重豊(62)が初監督・脚本を務めた『劇映画 孤独のグルメ』公開後舞台あいさつが19日、都内で開催された。主演の松重と、10日の公開タイミングでシークレット出演が明かされたの遠藤憲一(63)が、初めてファンの前に“役衣装”のまま登壇した。
【写真】『劇映画 孤独のグルメ』舞台あいさつ “五郎”松重豊が登場
本作は、松重が長年にわたり主演を務め人気を博してきたテレビ東京のドラマシリーズ初の映画化作品。松重自らが監督を務め、主人公の井之頭五郎が究極のスープを求めて世界を巡る姿を描いており、遠藤は作中に登場する『孤高のグルメ』で主演を務める善福寺六郎役で登場する。
映画上映後の舞台あいさつに、“井之頭五郎”姿で登場し、観客を喜ばせた松重。冒頭のあいさつでは「公開して早いもので1週間経つんですけども、いろんなお客さんに励ましの言葉をいただきながら、劇場でなんか楽しんでいただけてるなと(実感しています)。それが僕らのほんとに至上の喜びなんで」と喜びの声。興行収入10億円を目指せるペースであることが伝えられると「10億とかっていう数字は誰かが決めたんでも、他の映画に比べたら全然小規模で、目標数字もそんなに大きくはないんですけども。ただ見ていただいたお客さんに『腹が減ったよ』『面白かったよ』『心があったまったよ』って言われる言葉がうれしいので、これからまた口コミで広げていただきたいと思います」とお礼を述べた。
また、実際にお客さんとも触れ合ったそうで「どういうご意見があるかなと思って、映画を観終わったお客さんに、ティーチインみたいなかかたちをやらせていただいたんですが、本当にいろんな方がいろんなところに引っかかっていただいたというか。まず『何が食べたいですか』っていう質問からしたんですけども、オニオングラタンスープの人もいれば、ラーメンという人もいるし、ちゃんぽん食べたいっていう人もいるし。ほんとにいろんな見方ができるんだなと思いましたね」と、その熱量を実感していた。
『孤独のグルメ』は、同名グルメ漫画(原作:久住昌之、作画:谷口ジロー)が原作。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(松重)が、ひとりで食事を楽しむ様子が自身のモノローグと共に描かれるスタイルが、「今までのグルメ漫画には見られない!」と人気を博し、2012年1月に松重主演でテレビ東京系連続ドラマとしてシリーズ化。深夜にひっそりと放送がスタートするや、食欲をそそる料理と松重演じる五郎の大胆な「食べっぷり」や「心の声」に多くの共感が生まれ、国内のみならず海外でも絶大な支持を得てシーズン10までシリーズを重ねる、“グルメドキュメンタリードラマの金字塔”となった。今回が初めての映画化となる。
なお本作には、松重、遠藤以外に、内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、ユ・ジェミョン、塩見三省、杏、オダギリジョーらが出演している。
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