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木村拓哉、“拓”は「開拓の拓」 一歩ふみだす人に向け熱いメッセージ「失敗を恐れず、箱におさまるな!」

ORICON NEWS / 2025年1月21日 4時0分

「おさまるな。ヨドコウ」篇に出演する木村拓哉

 歌手で俳優の木村拓哉が淀川製鋼所(以下、ヨドコウ)の企業宣伝ブランドアンバサダーに就任し、23日から放送される新テレビCM「おさまるな。ヨドコウ」篇に出演する。

【動画】木村拓哉は狭い箱のなかから…ヨドコウ新CMに出演

 新CMでは今年、創立90周年を迎えるヨドコウが既存事業や自分たちの限界を例えた“箱”から飛び出して未来へ向かって挑戦していくのだという決意を表現している。木村が大小さまざまな箱の中で「自分の箱におさまってるだけじゃつまんない」「失敗してもいいじゃん。ふみだしてみよう」などと成長することの大切さを訴えながら、さっそうと箱の外へ飛び出していくアクション、「おさまるな。ヨドコウ」と熱い口調で奮い立たせる“木村節”が印象的な内容となっている。



 木村が穏寂な箱の中で演技するというビジュアルインパクト、そして「自分の箱におさまってるだけじゃつまんない」「おさまるな。ヨドコウ」といった木村らしさがあふれる力のこもった熱いメッセージに注目だ。

 本CM撮影時、スタジオに登場した木村は、6サイズ(高さ55センチから517センチまで)の箱のうち3番目に小さい箱(高さ90センチ)から撮影を開始。箱は3メートルほどの高い位置に置かれていたが、木村は気遣うスタッフに「大丈夫だよ」と声をかけ、スッと身体をすべり込ませながら準備を完了。周囲からは「小さい箱に入ってもカッコいいなんて不思議」とささやく声が聞こえるほど、サマになった姿をみせた。

 箱に入った木村がまるでエレベーターのように動く映像を制作するため、昇降機でカメラを9メートルも上下するなど、工夫をこらした仕掛けに本人も興味深々。大きな箱の撮影では、手動のクレーンにセットした大型の照明をカメラとぴったり同じ速さで動かすスタッフの仕事ぶりに「先端技術と人の力が共存してる。出来上がりが楽しみ!」と感嘆の声を上げていた。

 狭い箱に入る撮影もスマートにこなした木村は、音声収録では指定の時間で話すことに「これは難しい」とつぶやく場面も。「あとは編集で調整可能です」というスタッフの打診にも、木村は「大事なセリフだからやり直します」と再挑戦を直訴。木村は身振りをまじえながら気持ちを込めて収録に致し、OKテイクを獲得すると小さなガッツポーズで喜びを表していた。

■木村拓哉インタビュー

――ヨドコウ創立90周年企業宣伝のブランドアンバサダーに就任した感想をお聞かせください。

鉄鋼メーカーさんと関わらせていただけるとは思っていなかったので、お話をいただいた時はびっくりしたんですけど、ヨドコウさんが抱いているメッセージは、僕がイメージしていた鉄鋼メーカーさんとはまったく違うアプローチというか、違う言葉を言わせてもらえる宣伝の内容だったので、それもびっくりしましたし、すごくひかれる部分でした。自分的に『賛成します』っていうモチベーションをそのメッセージから感じ取ることができたので、本当に自分を選んでいただいて感謝しています。

――終始箱の中にいるというとても珍しいCMの撮影を終えた感想をお聞かせください。

非常にアナログに撮影させていただきまして広いところは広い箱、狭い箱は本当に狭い箱っていう。この箱を用意してくださった美術スタッフの皆さん、寸分狂わずカメラワークをしてくれた技術スタッフ、あとモーションコントロールカメラっていうコンピューター制御のカメラの真横で照明をやってくださっているのは人なんですよ。先端技術と人の力が混合、共存した撮影現場だったので、出来上がりが楽しみです。

――木村さんが「自分の箱におさまらず、勇気を出して挑戦した」エピソードを教えてください。

CMはいろんな広さの箱が存在していて、すごく心地いいスペースだったり、広いスペースだったり、ものすごい窮屈だったり、そういうシチュエーションを設定してやらせてもらったんですけど、自分の箱ってある意味、テリトリーみたいなものだと思うので、そのテリトリーに入ってくる人には安心して接することができるし、そのテリトリーから一歩踏み出すのはよほどの覚悟がないと厳しいと思うんです。でも個人的に新しい作品に参加させてもらう時は、自分のテリトリーから一歩そちらの方にお邪魔するのが毎回の作業になっていると思います。ひとりで考えると頭でっかちになりがちですけど、自分ひとりしか決断する選択肢がないかって言ったらそうじゃないと思う。支えてくれる人は周りにいっぱいいるから、しっかり目を見てその方たちが求めてくれる自分っていうものを感じ取ると、踏み出す一歩をどれくらいの歩幅にするか、選択する時の材料になると思う。頭の中で『どうしよう…』って歩幅を決めるんじゃなくて、周りにいてくれる方たちの熱を感じ取りながら 『ひとりじゃない』っていうのも忘れてほしくない。きっとそこには仲間もいるだろうし、先輩もいるだろうし、後輩もいる。そういう方たちをもっと感じてふみだしてみるのもいいんじゃないかと思います。

――「自分の箱から一歩をふみだしたい」という方々に木村さんからアドバイスをお願いします。

意外という印象を持たれるかもしれませんが、今まで新しいことに挑戦する時、常にプレッシャーはありました。でもやらないで後悔するのが苦手で、新しいこと、次に向き合うべき作品には一歩ふみだしてみてその結果が今なのかなって、俯瞰(ふかん)の目線を持った場合は言えるかもしれません。新しいことに挑戦する時には不安な気持ち、プレッシャーはあると思うけど『挑戦してみる』っていうすべての方たちを応援したいと思いますし、僕もそうしていきたいと思っております。木村拓哉の“拓”は開拓の“拓”です。『失敗を恐れず、箱におさまるな!』という言葉を贈らせていただきます。

――新TVCM をご覧になる視聴者の皆さまへメッセージをお願いします。

このたび、ヨドコウ創立90周年企業広告の顔としてブランドアンバサダーに就任させていただきました木村拓哉です。僕が終始、箱の中に入っているという一風変わったCMですが、新しい企業理念を掲げ、今後ますます挑戦し続けていくヨドコウの決意、それと共に挑戦する人の背中を後押しする力強いメッセージにも、ぜひ注目してください。

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