きょう放送『バニラな毎日』、主演・蓮佛美沙子のコメント解禁 好きなケーキ1位「変わったかも」
ORICON NEWS / 2025年1月20日 17時40分
NHK夜ドラ『バニラな毎日』(総合、月~木 後10:45ほか)の第1話が、きょう20日に放送されるのに先立って、主演を務める俳優の蓮佛美沙子のコメントが届いた。
【場面カット】真剣な表情でお菓子作りをするパティシエ姿の蓮佛美沙子
原作は賀十つばさ氏の同名小説。大阪の小さな洋菓子店の厨房で開かれるお菓子教室を訪れるさまざまな生徒とのふれ合いを描く。五感を刺激するお菓子の魔法が、孤独な人たちの心の渇きを癒やすスイーツ・ヒューマンドラマとなっている。
蓮佛が演じる白井葵は、洋菓子作り一筋に生きてきたパティシエ。本格フランス菓子への強いこだわりと、他人に頼らず、自分に厳しい性格から、近寄りがたい印象を与えてしまうところがある。永作博美が演じる佐渡谷真奈美に巻き込まれて始まったお菓子教室で、心に痛みを抱えた人たちと出会い、自分自身を見つめ直していく。
蓮佛は自身の役柄を振り返りつつ、「誰もが心の奥底に抱えているものをぜんぶ肯定して、優しく心をなでてくれる作品だと思っています」とコメントした。
■蓮佛美沙子コメント
――『バニラな毎日』に出演を決められたときのお気持ちは?
光栄でうれしい気持ちでした。最初にドラマのお話を伺った段階で、人生の悲しみや喜びの全部を優しく描く、とても心が温まる作品になりそうだなと思いました。パティシエ役も今までちゃんとやったことがなかったので、すごくうれしかったです。
――演じられる白井さんはどんな人物ですか?
白井さんは自分の中に確固たるこだわりを持っていて、それを崩せない人です。こだわりを貫きたくて一生懸命だけど、その結果、他人との調和が取れなくて、いざこざやわだかまりが生まれがち。不器用な女性ですが、とても健気で、最初に台本を読んだとき、“心の奥底にきれいで美しいものを持っている人”だなと感じました。また、人と深く関わることを恐れていて、ピュアだからこそ、人に嫌われたくないという思いも強い。心にあるきれいで美しいものを頑丈な箱に入れて、鍵をかけているイメージがずっとありました。物語が進むにつれて、その蓋がだんだん開いていくので、各週の台本の表紙には白井さんが今どんなタイミングなのか、あらかじめメモして撮影に臨んでいましたね。ただ、現場に立って初めて気付くことも多く、そこで生まれた感情を大切に、柔軟に取り入れながら演じました。
第1週は、お店が潰れて人生のどん底にいるから、少し暗いトーンになるのかなと思っていましたが、撮影中にクリームを絞っていると、「お菓子作り楽しい…!」という感情がムクムク湧いてきて。こんなにワクワクするとは思っていなくて、やっぱりお菓子を作っている瞬間が、白井さんとして一番かけがえのない時間なんだなと、強く感じました。だから、お菓子を作る手元のシーンは、「絶対に自分でやりたい!」と思っていて。製菓担当の先生にお稽古していただいた後、道具をお借りしてクランクインの1ヶ月半前ぐらいから、ほぼ毎日、自宅でお菓子作りの練習をしていました。特に、ヘラでクリームを伸ばすのが、すごく難しかったですね。とにかく、毎日道具を触って手に感触をなじませ、ちょっとしたしぐさや手順を自然にできるよう、体に染み込ませるようにしました。ドキドキしながらお菓子作りの全てのシーンを自分でやらせていただけたので、今は解放感がすごいです!
――印象的だったお菓子は?
難しくて印象に残っているのはモンブラン。クリームをぐるぐると絞っていくのが本当に難しかったです。おいしかったケーキはもう全部(笑)!食べるシーンの後、製菓担当の先生方に「おいしいです!」と毎回、言いに行くほどでした。特に第1週のタルト・タタンが衝撃的で。今まで好きなケーキ1位はフルーツタルトだったのですが、撮影で初めてタルト・タタンを食べて「あ、順位が変わったかもしれない」と思いました。材料はシンプルなのに、酸味や甘味、うま味のバランスがすごくて、「これ本当にリンゴだけ?」と驚きました。キャラメリゼしてある部分のカリッとした食感も最高でした!
――白井さんにとって佐渡谷さんと秋山さんはどんな存在ですか?
最初は2人とも「は…?なんなの…?」という、理解できない存在です(笑)。白井さんが今まで出会ったことがないタイプで、「なんなんだ、この人は?」というところから始まります。それでも、佐渡谷さんの人として魅力や、軽口は叩くけど愛情深いところに白井さんはひきつけられてしまうんですよね。この2人の関係性が私はすごく好きです。秋山静(木戸大聖)も同じで、チャラい感じで失礼なことばっかり言ってくるから、最初は全然印象が良くなくて。でも、2週3週と進んでいくと、実は、2人は似た者同士で、無意識にシンパシーを感じるようになっていく。不思議な引力を持つ関係性だなと思います。それに、1週のラストで登場して2週で物語に、静がぽんっと入ってきたとき、空気がガラッと変わったのをすごく感じました。初めて撮影したシーンは、白井さんと静が出会うところだったのですが、とにかくグイグイ1人でしゃべる静と、「なんだこの人?」となる白井さんとの会話の応酬がやっていてとても楽しかったです。佐渡谷さんとも静とも、凸と凹がはまったなっていう感じがすごくあります。
――視聴者の皆さまへのメッセージと前半の見どころ
白井さんのように気付いたら、心がギスギスしていたりとか、こんなに頑張ったのに報われないとか、いろんな消化不良な思いを、みんなそれぞれに抱えながら生きていると思うんです。「バニラな毎日」は、そういった誰もが心の奥底に抱えているものをぜんぶ肯定して、優しく心をなでてくれる作品だと思っています。同じ世界に生きる人たちの話として見ていただけたらうれしいですし、美味しそうなケーキもたくさん出てくるので、それを眺めながら、ほっと安らいでもらえたらいいですね。せわしない日々の中で、夜の15分だけでも、五感と心を解放して、みなさんの心が休まる時間になったらいいなと願っています。
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