中村勘九郎、父勘三郎が演じた蔦屋重三郎を再演 横内謙介は「泣くのを堪えるのに必死」
ORICON NEWS / 2025年1月22日 19時11分
歌舞伎俳優の中村勘九郎、中村七之助、脚本・演出を務めた横内謙介が22日、都内で歌舞伎座・松竹創業百三十周年『猿若祭二月大歌舞伎』の取材会に参加した。
【写真】モノトーンな着物姿で取材会に登場した中村勘九郎&中村七之助
「猿若祭」は、寛永元(1624)年に初代猿若(中村)勘三郎が猿若座(後の中村座)の櫓をあげ、江戸で初めて歌舞伎興行を創始したことを記念して始まった公演で、本年も勘九郎・七之助が中村屋ゆかりの作品に臨む。
昼の部では、昭和63(1988)年に銀座セゾン劇場で十八世中村勘三郎(当時五代目勘九郎)が蔦屋重三郎を演じた『きらら浮世伝』を上演。初演で脚本を書いた横内謙介が今回の歌舞伎座上演に向け新たに脚本に手を入れ、演出も手掛ける。父勘三郎が勘九郎時代に演じた“蔦重”こと蔦屋重三郎を勘九郎が、遊女お篠を七之助が務める。
勘九郎は、父と同じ蔦屋重三郎を演じることについて「37年前の映像もありますけれども、やっぱり全然違うので、本当に自分なりの、そして今回のこの令和7年版『きらら浮世伝』として捉えているので。それは親子だからしょうがないことなんですけれど、いい化学反応が起きてるなと思います」と、あくまで別物だと強調。
本作で勘三郎と勘九郎、両方の蔦屋を見ることになる横内は、「まだ出演者全員そろってさえいないのに、泣くのを堪えるのに必死」と、始まったばかりの稽古ながら2人を重ねてしまうと告白。「なんでこんな同じ音なんだって。37年前に僕が見たすごいなと思ったセリフ回し、スピード感とか、声の厚さとかっていうものが、本当にあの人がここにいるっていう感じなのね。特に言葉」とし、「ビデオは残ってますけど。ちょっとセリフも違うんで、完全にマネができるはずないんだけど、何かがやっぱりこういうふうにして繋がっていくんだなと思って」と明かした。
七之助が演じるお篠については「ほとんどもう原型を前のとはちょっと変えました」と横内。「ちょっと導いてくれる役にしようかな」とし、「花魁として生きる、生きる瞬間に、のちに美人画で世界一にもなるような人がその女に打ち震えるようにやってくださいとか言ってみたの。でも本当にできるんだと思って」と絶賛。「2人とも朗らかに明るくやりながらやってるところが、逆に伸びやかですごいなと。 まだこの先があるぞっていう感じがすごくします」と語った。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
横内謙介氏、37年ぶりに復活する「きらら浮世伝」稽古で「泣くのをこらえるのが必死」勘九郎の姿に勘三郎さんを重ね
スポーツ報知 / 2025年1月22日 20時56分
-
横内謙介、初演の中村勘三郎は「体当たりだった」 勘九郎も類似エピソード語る
ORICON NEWS / 2025年1月22日 19時32分
-
中村勘九郎、「父とかぶる部分がある」 勘三郎さんと蔦屋重三郎との共通点
ORICON NEWS / 2025年1月22日 18時51分
-
中村勘九郎 七之助出演「人情噺文七元結」の“家族写真”特別ビジュアルが公開 2月2日初日猿若祭
スポニチアネックス / 2025年1月11日 5時2分
-
中村勘九郎の蔦屋重三郎ビジュアル解禁 脚本家は「写楽のようなイメージで!」 2月歌舞伎座
日刊スポーツ / 2025年1月10日 18時59分
ランキング
-
1《衝撃不倫》「寝取るの大好き」と匂わせも…DeNAエース・東克樹(29)が広末涼子似セクシー女優(25)と“自主トレ不倫” 東は「軽率な行動」と不倫の事実を認める
文春オンライン / 2025年1月22日 16時0分
-
2《橋本環奈“壮絶パワハラ”に新証言》事務所の声明は「真っ赤なウソ」「苛烈な言葉を浴びせられ…」元マネージャーが初めて明かした“裏の顔”
文春オンライン / 2025年1月22日 16時0分
-
3東国原英夫に《#テレビに出すな》の声殺到!元兵庫県議死去で立花孝志氏のデマ拡散
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月22日 11時22分
-
4フジテレビ女性アナが次々に「私ではありません」と表明、元凶の“流出画像”と男性幹部の行方
週刊女性PRIME / 2025年1月22日 18時30分
-
5へずまりゅう、奈良公園で発生の鹿煎餅店騒動全貌明かす 「前にも同じ事件があった」
J-CASTニュース / 2025年1月22日 15時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください