トヨタ、『アルファード』『ヴェルファイア』のリコールを届け出 43万台超が対象「走行中エンストするおそれ」
ORICON NEWS / 2025年1月23日 7時0分
トヨタ自動車は22日、公式サイトで『アルファード』『ヴェルファイア』のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届けたことを発表した。
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同社は「平成26年から令和5年に生産したアルファード、ヴェルファイアの一部車両につきまして、令和7年1月22日に下記内容のリコールを国土交通省へ届け出しました」と報告。対象車両については、2014年12月から23年4月までに製造された43万4520台。
リコール概要については「(1)オルタネータ(発電機)のクラッチ付プーリにおいて、エンジン振動に対する耐久性の検討が不十分なため、長時間のアイドリングや特定のエンジン回転での走行を繰返すと、プーリ内部のクラッチが摩耗して破損することがあります。そのため、異音や充電警告灯が点灯し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、走行中エンストするおそれがあります」「(2)ボンネットモールディングにおいて、取付構造の検討が不十分なため、温度変化によりモールディングが変形して、取付部に応力が繰返しかかることで亀裂や緩みが生じることがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、モールディングが脱落し、他の交通の妨げとなるおそれがあります」とした。
続けて改善内容について「(1)全車両、オルタネータプーリの形状を点検し、該当する場合は対策品と交換します」「(2)全車両、ボンネットモールディングに補強板を追加します。なお、当該モールディングの一部仕様または損傷状態に応じて、対策品(補強板を追加したモールディング)に交換します」とした。
また、同社は同日、2017年から19年に生産した『アルファード』『ヴェルファイア』、『カムリ』の一部車両についても、リコールを国土交通省へ届けたことも報告。
リコール概要については「低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあります。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります」とし、この対応策として「全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換します」と伝えた。
なお、対象車両については、2017年7月から19年7月までに製造された5万4515台。レクサス車については、『LC500』『RX450h』『RX450hL』『ES300h』が対象となる。
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