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松重豊、『劇映画 孤独のグルメ』五島市長を表敬訪問「五島なくしては成立しなかった映画」

ORICON NEWS / 2025年1月23日 10時0分

五島市を表敬訪問した松重豊(C)ORICON NewS inc.

 『劇映画 孤独のグルメ』で監督・脚本・主演を務めた松重豊が22日、長崎県五島市役所を訪れ、出口太市長を表敬訪問し、「撮影を通じてお世話になった五島市の皆様には感謝しかありません」と撮影協力へのお礼と映画の大ヒット報告した。

【画像】五島列島凱旋上映会の様子

 五島列島は同映画の中で、かつての恋人・小雪の娘、千秋(杏)の祖父である一郎(塩見三省)の「子どものころに飲んだスープ“いっちゃん汁”がもう一度飲みたいから、食材を集めてほしい」という無茶振りから、“究極のスープ”の食材探しの旅に出た五郎(松重)が最初に訪れる地。松重が同地を訪れるのは2023年9月~10月に行った撮影以来となった。

 「五島なくしては成立しなかった映画」と松重監督。撮影時の全面的なバックアップと、映画館のない五島市で上映会が実現したことに、改めて感謝を述べた。



 もともと『孤独のグルメ』のテレビシリーズのファンだったという出口市長から、「(『男はつらいよ』シリーズの)寅さんや(『釣りバカ日誌』シリーズの)浜ちゃん、スーさんのような国民的スターに(『孤独のグルメ』の)五郎さんにはなってほしい、もうなっていますね」とはっぱをかけられると、松重は「寅さんと比較されるようになるとは始めたころは思ってもみませんでした」と恐縮していた。

 表敬訪問後、地元のメディアの取材に応じた松重は、五島市を舞台に選んだ理由について「映画の構想を練る際、海外に近い地理的な場所での冒険を描きたいと思いました。五島は、長崎生まれの福岡育ちの自分にとっては、五島は釣りの聖地やあごだしの産地として有名で、教会群や隠れキリシタンの歴史もあり、日本国内でも異国情緒を感じられる特別な場所。韓国にも近く、“五島から漂流する男”のイメージが浮かびました」と説明。

 さらに、「五島のちゃんぽん文化にも注目しました。福岡にある五島ちゃんぽんのお店で食べた際、普通のちゃんぽんとは異なる進化をとげた味に魅了されたので。食文化には昔から韓国や他国との交流が影響を与えたのではないかと感じ、その特色が映画の中で重要な役割を果たしています」と、五島の魅力を熱弁した。

 また撮影を通して、「五島の人たちの温かさが最大の魅力だと感じました。井之頭五郎(ドラマ『孤独のグルメ』の主人公)も同じように感じていると思いますが、料理のおいしさを際立たせる一番の調味料は、料理を作る人の人柄だと改めて気付かされました」と話していた。

 さらに「今回の映画は、パリから始まり、五島、韓国、東京と展開するロードムービーです。五島は特別な場所であり、この映画の中でその美しさを十分に表現できたと確信しています。この映画が五島の観光地としての魅力をさらに広めるきっかけになればと思います」と話していた。

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