中居引退の速報、取材現場ざわつく 世間の注目は中居・フジ騒動一色…芸能関係ない記者は怒り嘆き

中居正広 （C）ORICON NewS inc.

　タレントの中居正広が23日、有料のファンクラブサイトを通じて芸能界を引退することを発表した。この速報に芸能取材現場でも「えっ…」「中居引退だって」と騒然となった。

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　中居については昨年末に一部週刊誌が、女性とのトラブルがあり高額な示談金で解決していたことと報道。9日夜に中居が公式サイトで声明を発表し、トラブルがあったことは事実として「今回のトラブルはすべて私の至らなさによるものであります」と謝罪。その上で「双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です」とつづり「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」と記した。

　中居の声明発表後、各局で動きがあり、15日には日本テレビが『ザ！世界仰天ニュース』の中居降板を発表。20日には、TBSが『THE MC3』の中居降板、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』放送終了を報告した。21日には、ニッポン放送が『中居正広ON＆ON AIR』終了を伝え、きょう22日にはテレビ朝日が『中居正広の土曜日な会』を打ち切ることを発表した。

　この日は都内で『コミックシーモア』の漫画賞『みんなが選ぶ!!電子コミック大賞 2025』授賞式が開催。ゲストとしてお笑いコンビ・ロッチ（コカドケンタロウ、中岡創一）、俳優の小芝風花も出席しており、漫画記者のほか芸能記者も多く取材に訪れていた。

　授賞式の開催中に今回の「中居正広、芸能界引退」が発表され、作業中のパソコンや携帯電話で速報ニュースをみた記者たちが「えっ…」「…中居引退だってさ」「中居引退のニュースみた？」などと小声で話す様子があり、現場は一部でざわついた。

　現在、連日のように嫌でも中居とフジテレビ騒動のニュースを目にする機会がある。芸能記者だと慣れてしまった現状だが、今回のニュースに漫画担当の記者は「中居くんの引退は驚いたけど…。芸能記者だとあまり思わないと思うけど、今回の引退発表でしばらく世間の関心は中居くんの記事になるから、準備していた漫画家さんのインタビュー記事とか出すタイミングが難しくなったよ（苦笑い）勘弁してほしい。きょうのこの取材記事も埋もれて読まれないじゃん…」と嘆いていた。

　同賞は、出版社53社が｢2025年にヒットしそうな電子コミック｣を推薦し、一般読者が実際に読んで気に入った作品に投票。得票数が最も多い作品を「みんなが選んだ2025年に最もヒットする電子コミック」として発表する賞。「みんなでネクストブレイク作品を決める」「次にヒットする新しい作品に出会える」と好評で、今回8回目の開催となった。

　「大賞」のほか、｢男性部門｣｢女性部門｣「異世界部門」「ラノベ部門」などの部門賞を発表し、エントリー作品は100作品。338万票以上の一般読者からの投票が集まり、大賞には『拝啓見知らぬ旦那様、離婚していただきます』が選ばれた。