『御上先生』第2話で衝撃サプライズ? 飯田Pが予告「犯人は明らかになるのですが…」
ORICON NEWS / 2025年1月26日 9時0分
俳優の松坂桃李が主演を務める、TBS系日曜劇場『御上先生』(毎週日曜 後9:00)。今回は、飯田和孝プロデューサーが第1話の反響を振り返りながら、キャラクターに込めた思いや第2話でひも解かれる物語のカギを明かす。
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■ONE OK ROCKが吹き込んだ“魂”――ドラマ制作に影響を与えたTakaの言葉
――第1話の反響を受けて、どのような手応えを感じていますか?
まずは無事に放送できたことに安堵しています。多くの反響やトレンド入りなどを目にしましたが、それらが本当に「反響」そのものなのか、正直まだわからない部分もあります。本作のテーマの1つとして、見えているものが果たして真実なのかという問いを投げかけているからこそ、トレンドやSNS上の投稿が感想のすべてではないと冷静に受け止めています。それでも、第1話でやりたかったことや伝えたかったメッセージ、企画の意図はしっかり届いているようにも感じました。今は、第2話でさらに伝えたいことをしっかり届けようという前向きな気持ちです。
――初回放送をもって解禁された、ONE OK ROCKさんの主題歌「Puppets Can’t Control You」についても多くのコメントがありました。
実は、2016年の「18祭」の動画を見たのが本作制作のきっかけなんです。「18祭」の中でTakaさんが「これからいろいろなことが起こると思うけれど、それに対する自分のリアクションに嘘をつかずに進んでいってほしい」と18歳の子たちに伝えていたのが印象的で。どうしても日本人って素直に自分の意見を言えなかったり、逆に言わせない空気を作る風潮もあります。でも誰かに自分の感情を伝える力は、社会で生きていくうえで大切なことです。ONE OK ROCKさんはこれまでドラマの主題歌はあまり手掛けられていませんでしたし、世界で活躍されている方だから難しいかもしれない…と思いつつ、ある意味当たって砕けろという気持ちででオファーしたところご賛同いただけて。本当にうれしい限りです。
■脚本家・詩森ろばらしい“計算された演出”――教師・是枝文香と生徒・神崎拓斗に込めた役割とは
――第1話では、さっそく御上と対峙する3年2組の生徒・神崎拓斗(奥平大兼)に注目が集まりましたが、この役の狙いとは?
劇中のテーマである「Personal is political(個人的なことは政治的なこと)」を表現する1つの手法として、詩森さんが神崎を報道部の設定にしてくれました。神崎が作った校内新聞が発端となり物語が展開する仕組みで、御上が説明していた「バタフライエフェクト」のように、小さな出来事が大きな影響を及ぼす可能性を描く意図がありました。詩森さんが提案してくれたこの設定は、社会派作品を多く手掛ける彼女らしい、計算された演出だと感じています。
――そんな神崎を演じる奥平さんのお芝居をご覧になっていかがでしたか?
奥平くんの演技は、本当に目を引きます。彼の瞳には強い訴えかける力があり、微妙な表情筋の震えひとつで、人間の内面の葛藤を繊細に表現してくれています。また、彼自身は非常に謙虚で、自分の演技がどう映っているかを常に確認し、他者の意見を柔軟に取り入れる姿勢も素晴らしいです。本作では、生徒たちが動き出す姿を丁寧に描いているため、キャラクターのカットも長めに構成しているのですが、その中で奥平くんの表現力がしっかりと活きていると思います。
――役作りについてはどのようなことを話されましたか?
第1話で御上が神崎のことを「大人の皮を被るのが上手だった」と言い当てるシーンがありますが、まさにその通りのキャラクター。一見大人びた態度を取っていますが、内面にはまだ幼い部分があります。なので、役作りにおいては、シーンごとの神崎の見え方やクラスメイトとの距離感を重点的に話し合いました。神崎はクラスで疎外されているわけでも恐れられているわけでもありません。一目置かれる存在という独特な立ち位置をどう表現するか、クラスの中でどのように存在感を示すのかを常に意識しながら撮影を進めています。
――もともと3年2組の担任になるはずだった副担任、是枝文香(吉岡里帆)にも何やら葛藤がある様子ですね。
是枝先生には、生徒たちがどういう状況にいるのかを彼女の視点を通して視聴者に伝える役割がありますが、決して「新しい教師に振り回される先生」という典型的なキャラクターにはしていません。彼女は生徒たちから信頼されており、凛とした強さも持っています。しかし、自分が理想とする教師像が御上によって崩され、自信を持っていた部分にも実は背伸びがあったと気づかされます。そういう意味では、本作は生徒だけでなく、是枝先生の成長物語でもあるのではないかと。是枝先生が生徒たちの成長に触れることで、嫉妬や悔しさなどの大人のプライドを脱ぎ捨て成長していく姿を見守っていただけたらと思います。
■「事件はただのきっかけ」――物語の本質に迫る第2話の鍵
――第1話冒頭で起きた事件は、物語とどのように絡んでいくのでしょうか?
実は、第2話で犯人は明らかになるのですが…、本作は殺人事件の犯人探しが目的のドラマではありません。この事件はあくまできっかけに過ぎず、「Personal is political(個人的なことは政治的なこと)」につながる重要な要素の1つとして描いています。何がきっかけで、どんな背景があってこの事件が起こったのか。1つの事件の裏にはいろいろな要因が重なっている。つまり、他人事ではないんだということを伝えられたらと思っています。第1話終盤の御上のセリフや神崎の新聞記事など、すべてが少しずつつながっていく展開を楽しんでいただけたら。
――ドラマをより一層楽しむためのポイントを教えてください。
まだあまりセリフのない生徒たちにも、ぜひ注目してみてください! それぞれのカットにはしっかり意味が込められているので、丁寧に見ていただけると物語の展開をより一層楽しんでいただけると思います。ちなみに、CM提供部分のアニメーションも注目ポイント。第1話では、蝶が羽ばたき雨が降ってくるアニメーションが施されているのですが、全話通して見ると1つのストーリーとなり、本作が伝えたいことをイメージしてもらえるはず。誰かが気づいてくれるとうれしいなという遊び心も込めています。
――最後に視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。
まずは第1話をご覧いただき、ありがとうございました! 第1話での生徒たちは、まだ御上の問いにどう答えるのか戸惑いを隠せず、自分自身や周囲の問題に対しても真剣に向き合おうとはしていなかったと思います。しかし今後は御上の言葉をきっかけに、生徒たちが自ら考え、行動し、成長していきます。彼らが向き合う問題はクラス内の出来事であると同時に、現代社会を映し出す鏡としても受け取っていただけるはず。また、公式ホームページには現在2カ所黒く塗りつぶされたポスターも掲載されていますが、第2話でその正体も明かされますので、ぜひお楽しみに!
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