沖縄現代史に切り込んだ佐古忠彦監督の新作『太陽(ティダ)の運命』公開決定
ORICON NEWS / 2025年1月25日 12時23分
沖縄戦後史を描いた『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』2部作(2017年、19年)、戦中史を描いた『生きろ 島田叡―戦中最後の沖縄県知事』(21年)で注目を集めた佐古忠彦監督が沖縄現代史に切り込んだ新作ドキュメンタリー映画『太陽(ティダ)の運命』が、3月22日より沖縄:桜坂劇場にて先行公開、4月19日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開される。
【画像】ドキュメンタリー映画『太陽(ティダ)の運命』場面写真
本作の取材対象は、政治的立場は正反対であり互いに反目しながらも国と激しく対峙した2人の沖縄県知事。1972年の本土復帰後、第4代知事の大田昌秀(おおた・まさひで/任期1990~98年)と第7代知事の翁長雄志(おなが・たけし/任期2014~18年)。
ともに県民から幅広い支持を得、保革にとらわれず県政を運営した。大田は、軍用地強制使用の代理署名拒否(1995年)、一方の翁長は、辺野古埋め立て承認の取り消し(2015年)によって国と法廷で争い、民主主義や地方自治のあり方、この国の矛盾を浮き彫りにした。
大田と翁長、2人の「ティダ」(太陽の意。遥か昔の沖縄で首長=リーダーを表した言葉)は、知事として何を目指し、何と闘い、何に挫折し、そして何を成したのか。2人が相剋の果てにたどり着いたものとは何か。そこから見えるこの国の現在地とは―。
それぞれの信念に生きた2人の知事の不屈の闘いをたどり、その人間的な魅力にも光を当て、彼らの人生に関わった多くの人々の貴重な証言を交えて沖縄現代史に切り込んでいく。
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