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Koki,平和への思いを語る「戦争は多くの悲しみ、苦しみを生む」

ORICON NEWS / 2025年1月25日 14時6分

作品のメッセージを語ったKoki,(C)ORICON NewS inc.

 俳優のKoki,(21)、本木雅弘(59)、中村雅俊(73)が25日、都内で行われた映画『TOUCH/タッチ』の公開記念舞台あいさつに登壇した。

【写真】キュートな笑顔で登場したKoki,

 同作は、初期の認知症であることが判明した主人公のクリストファーが、人生でやり残したこと…50年前に愛した大切な人が突然姿を消してしまった謎を解き明かすことを決意。2020年コロナの世界的流行で国境が封鎖され始める中、アイスランドを出発し、ロンドン・日本を旅しながら彼女を探す、時と海を越えた壮大なラブストーリーとなる。

 また、大きなテーマに平和もある。本木演じる高橋は原爆で被爆し、妻を亡くしている。Koki演じるミコは、胎内被爆をしている。ジョン・マクリーン監督は広島国際映画祭で来日した際に「まだ生まれていない子どもが被害者になるような悲劇を2度と繰り返してはならない」と語っていた。今も戦禍は続いているが、Kokiは「この作品には本当に多くのメッセージが組み込まれていると思います。愛の力だったり、人を思うことの大切さと平和の希望だったり。いろんなメッセージが組み込まれている中で、監督がおっしゃっていたように、戦争は本当に多くの悲しみと苦しみを生んでしまうものであり、遠い未来まで影響を及ぼしてしまうもの。本当に決して繰り返してはいけないことという強いメッセージも組み込まれていると思います」と伝えた。



 本木は「この作品は、日本の歴史が抱えた大きな傷も織り交ぜられている。でも、この作品自体を異国の方が書いて発信したということがすごく大きなことだと思うんです。皆さんもご存知のように、戦後80年という今年、そして昨年、被団協の皆さんがノーベル平和賞をいただいたというタイミングもあって、戦争を知らない私たち世代も今年はことごとくこのことについて向き合っていかなきゃいけない年になると思うんです。で、そういう中で、あえて監督は、ある種、軽やかな語り口でこの映画を届けようとした。ラブストーリーに載せて。パンフレットの中でもか書かれていましたけれども、ある種、被爆者映画という視点で見たりすると、たまたま愛した人が被爆者という1つの設定であり、それが1つのリアリティとして届いていく。絶望的な悲惨さがあるんですけれども、そういったものが身近に存在している。この映画を通じて自分事として受け止めていける、その入口となる新しい視点の作品だったと思うんです。それを、私も作品仕上がってから実感しました。戦争の傷という現実だけではなくて、個人的に思うのは誰の人生でも傷つかない人生というのは歩めないと思うんです。多かれ少なかれ傷を抱えて生きていく。でも負った悲しみとか苦しみが糧となって生まれる希望っていうのもある。簡単に言えば、人生はいつでも何度でもリセットできる。広い深い温かいメッセージがきっと込められてる映画なんじゃないかと思います」と熱い思いを口にした。

 さらに中村は「世の中、まだ戦争がどこかで起きてるんです。核の問題もあります。そういう現実を、今回のこの映画をきっかけに1度考え直して、見つめ直して、 皆さんどうでしょうか。という提案したいと思います」と発信していた。

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