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超特急、ストーリー性あふれる没入型のアリーナツアー完走 変顔から鬼気迫る表情まで“超特急らしさ”全開のステージで魅了【ライブレポート】

ORICON NEWS / 2025年1月30日 8時0分

28日開催『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2024-2025「Joker」』横浜アリーナ公演の模様(撮影:米山三郎・笹森健一)

 メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急が、28・29日の2日間にわたり神奈川・横浜アリーナで『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2024-2025「Joker」』ツアーファイナルを開催。本ツアーは、12月20日の大阪城ホール公演を皮切りに、全国4会場8公演実施し、全公演チケットは即日ソールドアウト。ここでは28日公演の模様をレポートする。

【ライブ写真】完全復活!鬼気迫る表情で観客を釘付けにしたアロハ

 本公演では、ツアー初日公演中に足を負傷し、以降の公演は一部演出のみの参加となっていたアロハが全演目出演の復帰を果たした。一方で、タカシが発熱を伴う帯状疱疹と診断され、27日に横浜アリーナ公演欠席が発表されていたが、“9人”の気持ちのこもったストーリー性あふれる没入型ライブで8号車(※ファンの総称)を魅了した。



 観客の期待が高まる中、超特急のワンマンライブではおなじみのリョウガによる影アナが。いつも通りの注意事項説明の後、ボーカルのトレーナーである“りょんりょん先生”がサプライズ登場。タカシの分まで8号車に歌ってほしい、と会場全体で発声練習をすることに。「おぉー!」と全員で声を出し、公演開始前から会場が一体感に包まれた。

 オープニングムービーとともに、3階建てのステージ上に散らばったメンバーが順番にライトアップされ、挑戦的な表情で登場。さらにタクヤは客席を通りステージへ。「Who is a Joker?」という意味深なメッセージで、観客を一気に「Joker」の世界観へと引き込んだ。

 割れんばかりの歓声の中、1曲目から未発表曲「POKER FACE」を披露。リズムに合わせて10色のペンライトが揺れ動き、力強いシューヤのシャウトが響き渡った。続く「Re-Booster」「No.1」では、ユーキ・アロハがアクロバットを決め、完全復活したアロハの姿に会場から大歓声が沸き起こった。

 本ツアーは、トランプにちなみ4つの絵柄のブロックで構成されている。1つ目のブロックはダイヤ。真っ赤なレザー衣装で、「On & On」「Unknown…」「Fantasista」とダンスナンバーを披露。シンクロしたダンスや音ハメが心地よいソロダンスパートで観客を魅了した。

 2つ目のブロックはハート。「Love Song」では、ハルがタカシの自己紹介ポーズ“やでポーズ”を決める場面も。さらに「全員で歌ってタカシくんに届けよう」というシューヤの掛け声で8号車が大熱唱するなど、タカシを想う多幸感あふれるステージとなった。Kissにちなみ2曲がリミックスされた「Steal a Kiss⇔Kiss Me Baby」では、リョウガ・タクヤ・シューヤ・マサヒロとカイ・ユーキ・アロハ・ハルの2手に分かれ、エネルギーのぶつかり合いにも見える妖艶な激しいダンスで、会場のテンションを一気にあげる。

 3つ目のブロックはクローバー。「星屑のダンスフロア」「Burn!」では、一部のメンバーがトロッコに乗ってスタンドを一周。近距離での“お手振り”に観客は大興奮。続く「Shake body」では、タクヤから指名を受けたリョウガ・ハルが観客からのコールに合わせ、センターステージで筋トレ。ハルは3点倒立しながら足を開閉。最後にタクヤ自身も、今まで披露したことがないというブレイクダンス風の足上げをやってのけ、ユーキ・アロハから「そんなことできたの?」と大絶賛された。

 MCでは近況トークが繰り広げられ、リョウガがハルへ「ドラマの現場でも変顔をしている」と指摘。ハルが「(超特急のメンバーから)そんな風に育てられてきたんだもん、この8人のせい」と反論すると、会場は微笑ましい温かい雰囲気に包まれた。さらにハルは、「かわいいショットや集合写真で普通の顔をするのが耐えられない」と吐露。変顔を複数繰り出し、会場は大爆笑となった。MCを終え、Da-iCE・花村想太が楽曲制作に携わった阿波踊り要素を取り入れた「AwA AwA」を披露。高くあがったセンターステージ上で、阿波踊りのようにクルクルと回った。続くコミカルでキャッチーな「ジュブナイラー」では、MCでハルに注意をしたリョウガが変顔をさく裂させ、これぞ“超特急らしさ”をアピールした。

 続く4つ目のブロックはスペード。緩急が効いたダンスが魅力の「Spice」をはじめ、「Typhoon」「Countdown」という力強い重低音とシューヤのハイトーンボイス、一糸乱れぬダンスで観客を圧倒した。

 5つ目のブロックではオープニングムービーで投げかけられた「Who is a Joker?」の結果が判明。本ツアーでは各公演で“Joker”が変わる演出となっており、没入型謎解き要素が含まれている。「Beasty Spider」の後半では全員がフードを被り、誰がどのメンバーか判別できない状況で、その日の“Joker”のみがソロパフォーマンス。このストーリー性あふれる演出に、観客も固唾(かたず)をのんで見守った。続く「JOKER FACE」でこの日の“Joker”がアロハと判明。ステージ上に雨が降る演出で、メンバー全員がびしょ濡れに。その後ステージに“Joker”のアロハのみが残り、不気味なステップを踏みながらセンターステージへ。会場が静まり返り一点を見つめる中、髪をかき上げ目を見開き鬼気迫る表情を披露。異様な雰囲気に会場からは悲鳴が上がった。おもむろに香水を取り出し四方八方へ振りまいた後、ニヤッと笑いメインステージへ。再び雨に降られびしょ濡れになりながら、トランプのJokerを破り捨てステージを降りた。その光景に見入ってた観客から、ワンテンポ遅れて拍手が沸き起こり、本編の幕を閉じた。

 アンコールの「My Buddy」では再びトロッコで登場し、観客へ感謝を伝えた。最後のMCでは、シューヤが「ずっと(メインダンサー&バックボーカルという)形が変わらぬように守ってきたタカシくんを本当に尊敬します」と相方であるタカシへの想いを明かし、アロハは「これからもっともっと進化していくので、ついてきてください」と力を込めた。さらにリョウガは、本番前にタカシから送られた「無理せずに頑張って」というメッセージにかけ「肩の力をもっと抜いて、無理せんと生きていきましょう」と呼びかけた。全22曲、約3時間におよんだ公演は「超えてアバンチュール」で幕を閉じた。

 また29日の公演後には、次のアリーナツアー開催決定をサプライズで発表した。

■セットリスト
M1.POKER FACE(未発表曲)
M2.Re-Booster
M3.No.1
M4.On & On
M5.Unknown…
M6.Fantasista
M7.Fantasy Love Train
M8.Love Song
M9.クリスマス・イブ
M10.Steal a Kiss⇔Kiss Me Baby
M11.星屑のダンスフロア
M12.Burn!
M13.Shake body
M14.AwA AwA
M15.ジュブナイラー
M16.Spice
M17.Typhoon
M18.Countdown
M19.Beasty Spider
M20.JOKER FACE
【アンコール】
EN1.My Buddy
EN 2.超えてアバンチュール

■『BULLET TRAIN ARENA TOUR 2025 EVE』日程
6月7日(土)・8日(日) 東京・東京体育館
6月21日(土)・22日(日) 兵庫・GLION ARENA KOBE
7月12日(土)・13日(日) 愛知・Aichi SKY Expo(愛知展示場)ホールA
8月7日(木)・8日(金) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)

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