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北村匠海監督の才能がほとばしる短編映画『世界征服やめた』本編映像 舞台あいさつの実施も決定

ORICON NEWS / 2025年1月29日 12時0分

短編映画初監督作『世界征服やめた』(2月7日より全国順次公開) (C)『世界征服やめた』製作委員会

 俳優の北村匠海が自ら企画・脚本を兼任した短編映画初監督作『世界征服やめた』(2月7日より全国順次公開)より、本編映像が公開された。また、2月8日に、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷とユナイテッド・シネマとしまえんにて、監督とキャストが登壇する公開記念舞台あいさつの開催が決定した。詳細は各劇場の公式ホームページなどに掲載される。

【動画】映画『世界征服やめた』本編抜き映像

 北村が高校時代に出会い、「人生を変えてくれた」と感謝をささげる不可思議/wonderboyの楽曲を原案とする本作。萩原利久、藤堂日向が出演する。

 萩原演じる主人公・彼方は、社会の中で生きる内向的な社会人。変化の乏しい日常をやり過ごす中で、「自分なんて誰にも必要とされてないのではないか…」と自分の無力さを感じている青年だ。彼方は無口なため、せりふは少ないが、萩原は言葉に頼ることなく、佇まいなどから、彼方の心が折れかかっている危うさや孤独感などを表現している。



 藤堂演じる彼方の同僚の星野は、周りを明るくする太陽のような存在で、毎日の生活の中に楽しみを見出そうとする楽観的な性格ながら、白黒をはっきりさせたがる一面もある青年。前半では誰にでも懐いていくような気やすい雰囲気だが、後半ではありったけの痛みを放出する硬軟織り交ぜた熱演で観る者を引き込む。

 公開された本編映像は、萩原と藤堂が演じる彼方と星野が、会社帰りにとりとめのない話をしているシーン。なんでもない日常の中で、他愛もない話をする2人。特別なことが起きるわけでもないが、萩原が演じる彼方の絶望感、藤堂が演じる太陽のような雰囲気の星野のキャラクターが感じ取れる。

 せりふに頼らず、雄弁な余白や沈黙で等身大の“傷”を画面に宿らせる絶妙なストーリーテリング、彼方と星野以外の人物が静止するストップモーション的なシーンに象徴される遊び心、東京の街や会社の中にぽつんと人物を置き、引きのカメラで孤独感を演出する画作り、彼方×星野と足並みをそろえながら、一切の無駄を感じさせない締まった構成ほか、かなりの完成度を見せつける。

 また本作には、彼方が通う店の店長役で井浦新が友情出演している。製作陣には、北村と『スクロール』やDISH//の「プランA」のミュージックビデオで組んだ映像作家・清水康彦、フォトグラファーとしてポカリスエットの広告から映画『正体』の撮影まで手がける川上智之らトップクリエイターが、北村監督のもとに集結。それぞれが力を存分に発揮し、北村の才能を後押ししている。

 あわせて、不可思議/wonderboyの同名楽曲「世界征服やめた」の歌詞をメインにした場面写真も公開された。

 また、北村匠海 企画・脚本・監督「世界征服やめた」公開記念写真展「”Behind the Scene” photo by 高橋春織&柴崎楽(SUPER★DRAGON)」を2月4日~9日の期間、東京・LE DECO 4階ギャラリー(東京都渋谷区渋谷3-16-3 高桑ビル4F)で開催。北村の後輩・高橋春織&柴崎楽(SUPER★DRAGON)が本作の撮影現場に密着。二人が撮影した“監督・北村匠海”やキャストの撮影の舞台裏を捉えたオフショット写真の数々、そして、柴崎楽が描いた台本表紙デザインなどを展示する。写真展限定のオリジナルグッズも販売予定。

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