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大竹まこと、森永卓郎さん生前最後の出演の様子伝える「かなりの激痛に耐えて、体をくの字に曲げて…」 最後のメッセージも

ORICON NEWS / 2025年1月29日 13時27分

大竹まこと (C)ORICON NewS inc.

 経済アナリストの森永卓郎さんが28日、原発不明がんのため、自宅で亡くなった。67歳。訃報を受け、大竹まことが29日の文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(月~金曜 後1:00)に生出演し、森永さんの生前最後の出演の様子を伝えた。

【写真】森永卓郎さん長男・森永康平氏がコメント

 森永さんの生前最後の出演が、27日放送の同番組だったとあって、大竹は番組冒頭、自己紹介のあと「はい、えー、えー、えー」と言葉に詰まった。そして「この番組のリスナーとの約束を破り、私との約束も破り、見事にバットを振り切って、森永卓郎が亡くなりました。ご冥福をお祈りします」と切り出した。

 「とにかく、すごい男だったと。時系列から申し上げますと、月曜日にラジオ番組2つをこなしたんですか。月曜日の昼間、リモートでこの番組に出演なさいました。番組出演した時間帯。それからまる1日、同じ時刻に亡くなりました。最後の最後まで、バットを振り切ったというか。番組ではリモートでご出演だったのですが、リモートの最初の方に『森永さん、(日が入って)カーテンしか映ってませんよ』みたいなことを言っていて。森永さんはあの日を浴びながら、手前の方にうずくまるようにしていらっしゃったんです。これは想像ですが、かなりの激痛に耐えて、体をくの字に曲げて、左に傾きながら、あらんかぎりの力を振り絞って、メッセージをいただきました」と、生前最後の番組出演の様子を振り返った。



 続けて「森永さんのこの番組でお話になった、皆さんへの最後のメッセージです」と、オンエアでの森永さんの言葉を放送。森永さんは「楽しい社会ってなんなのかと言うお話をしたいんですけど…」と切り出し、石破茂総理の話を持ち出しながら「みんなで弱っている人を袋叩きにするというのを楽しみにしている人が、本音では多いのではないか。ストレスを発散するような社会がいい方向なのかなって思うわけです」「もう1度ね、どうやったらみんなが楽しい社会、楽しい文化を追求できるのかというのを見直さないといけないんじゃないかなと思うんです」「私はエンターテインメントの果たす役割がすごく大きいと思う。エンターテインメントは何の役にも立たないわけです。ご飯を食べるという意味では。でもそういう時代だからこそ、楽しめる社会をつくるために、大きな貢献ができるのではないかと気がして仕方がないんです」「我々なんのためにこの世に生まれてきたのかというのは、私は人を袋叩きにするために生まれてきたわけじゃないと思うんです。世の中に役に立たない物だけに、こういう時代に一番役に立つんじゃないかなと思うんです」と紹介した。

 大竹は「これが最後の言葉でしたね」といい、「(森永さんは)2008年10月からレギュラーで出演なさってます。16、7年、長い間お世話になって、いつも楽しい話と、厳しい話とたくさんの話をしていただきました」と振り返った。

 その後、森永さんの歌の音源を放送し、出演陣と思い出を振り返った。

 森永さんは、1957年生まれ、東京都出身。東京大学経済学部経済学科出身。幅広い知識と独特のキャラクターを活かし、コメンテーターや評論家として多数のメディアで活躍。書籍『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)など、著書も多数。2023年末にステージ4の膵臓がんを公表。その後、体調をみながらメディアへの出演を続けており、28日放送のニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』にも出演予定だったが、体調不良のため、欠席していた。

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