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渡邊渚、フォトエッセイ『透明を満たす』発売記念イベント開催「自分で納得して選択して人生を歩んでほしい」

ORICON NEWS / 2025年2月2日 4時0分

フォトエッセイ『透明を満たす』発売記念イベントを開催した渡邊渚(C)講談社

 先月29日に自身初となるフォトエッセイ『透明を満たす』(講談社)を発売した元フジテレビアナウンサーの渡邊渚が1日、都内で行われた発売記念イベントに登場。少し緊張した表情で登場したが、司会者からの「発売おめでとうございます」の言葉に笑みがこぼれ、ようやく発売された安堵感と書き終えたことに「よくここまで頑張った!!」と自身を称える言葉もあふれた。

【イベント写真多数】お気に入りカットを紹介する渡邊渚

 5万字に及ぶ文章量を3週間ほどで書き上げたという渡邊。子供のころから書くことは好きで、毎日日記を書いていたことを明かし、本書の執筆に関してもこの1年半で経験した事や書き留めてきたことをまとめただけで、大変だったという感想は無いという。



 本書はエッセイの他、本書の為に撮り下ろされたフォトパートで構成。両パートがちぐはぐな感じにならないように各内容を意識して素で飾らない透明感ある写真に仕上がっている。「PTSDだからこれができないとか、写真を撮られることができないと思いたくないし、思われたくもない」と語り、誰でも笑顔になれると言う事を写真を通じて感じてほしいと力強く語った。

 撮影自体は1日で行われ、本書にも登場する渡邊の妹が帯同し和やかな雰囲気のなか行
われたことを明かした。お気に入りカットについて聞かれると、撮影時は雨が降っていたため、ライトにより夕日が差し込むような幻想的な瞬間を演出した1枚をセレクト。そこには柔らかな眼差しでしっかりと前を向く渡邊渚が収められている。

 読者から寄せられた感想の中で特に印象的なものは、「涙がとまらなかった」という言葉だったと話す。本人は泣かせようと思っているわけではなく、体験した事や思ったことを書き留めただけと語ったが、それを悲しいと感じてくれる読者がいることが分かったとき「自身が苦しんできた1年半を皆さんが受け止めてくれた」と感じ、渡邊自身が救われた気持ちになったという。

 「逆境や病気、上手くいかない事、誰しもが持っている生きづらさを感じた時、元気になった渡邊渚を思い出してほしい、それをこのエッセイから受け止めて欲しい」。そんな強い意志と使命感が発売への原動力になったようだ。続けて、「自分で納得して選択して人生を歩んでいってほしい」との思いがあることを加えた。

 家族が読んだ感想を聞かれると、「辛い思いをさせたのではないか」との心配もあったようだが、家族もまた涙を流したと告白。いつもそばで寄り添ってくれた妹からも長文のメッセージをもらったといい、「なぎちゃんの生き方はかっこいい、憧れのお姉ちゃんだよ」と言葉を贈られ、込み上げる感情と共に感謝の思いが溢れた。

 本書は決してメンタルヘルスに関することに悩んでいる人達だけに向けたものでもなく、同年代の女性にだけ伝えたいわけでもなく、誰しもが目を向けなければいけない大切なテーマが一文字一文字大切に、丁寧につづられている。

●渡邊渚
1997年4月13日生まれ。新潟県出身。2020年にフジテレビにアナウンサーとして入社。2024年8月末に同局を退社し、以降はフリーランスとしてWebサイト等でのエッセイ執筆やモデル業、バレーボール関連のMCやメンタルヘルスにまつわる講演など、アナウンサーの肩書を離れて多彩に活動する。

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