『夕刊フジ』休刊、創刊56年に幕 デジタル端末普及やコスト上昇など受け「一定の役割を終えた」
ORICON NEWS / 2025年1月31日 14時24分
産経新聞社が発行するタ刊紙『夕刊フジ』が、2025年1月31日発行(2月1日付)をもって休刊した。1969(昭和44)年2月の創刊から56年の歴史に幕を下ろし、「56年間ありがとうございました!!」と読者へのメッセージも掲載されている。
【画像】政治家も惜しむ…フジ騒動も掲載した『夕刊フジ』休刊最後のページ
休刊については公式サイトにて、「1969(昭和44)年2月にタブロイドサイズの夕刊紙として創刊以来、『オレンジ色のニクい奴』として、昭和、平成、令和の最新ニュースをお伝えしてまいりました」と振り返りながら、「その間、デジタル端末の普及、コロナ禍に伴う帰宅時等の購読機会の減少、新聞用紙をはじめとする原材料費、輸送コストの上昇など、取り巻く環境は年々厳しさを増しました。経営合理化や経費の削減に取り組み、発行継続に向け努力を続けてまいりましたが、創刊55周年の節目に、夕刊紙としての一定の役割を終えた、という判断に至りました」と休刊の理由を説明。
「長年にわたり、『夕刊フジ』を支えてくださった皆さまに、心より御礼を申し上げます」と感謝を伝えた。
また、これまでの歴史を振り返り、読者へ感謝を込めた特別保存版「さらば、オレンジ色のニクい奴」を発売。政治・経済・事件事故からスポーツ・芸能・競馬まで、夕刊フジの紙面、スクープ、万馬券で激動の半世紀余を振り返るとともに、名物企画も復活。夕刊フジを彩ってくれた大物が続々登場しており、駅売店やコンビニエンスストア、産経iDなどで購入できる。
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