Perfume、25年の活動を支える原動力は、“ファン“と“3人”の絆
ORICON NEWS / 2025年2月7日 17時0分
俳優の阿部寛が主演する映画『ショウタイムセブン』が2月7日に封切りを迎える。爆弾犯から交渉役に指名された折本眞之輔役を阿部が演じ、初めてのキャスター役に挑戦したことでも注目を集める本作。新曲「Human Factory - 電造人間 -」で主題歌を担当しているのがPerfumeだ。本編に本人役として出演もして話題のPerfumeの3人に、2011年公開の『モテキ』以来、14年ぶりとなった劇映画への出演や撮影の裏話、周年イヤーに突入し改めて感じたアーティスト活動の原動力などを聞いた。
【写真】個性的な衣装も可愛い!”絆”を感じる瞬間を明かしたPerfumeの撮りおろしショット!
■アーティスト活動とはまた違う緊迫感に緊張
本作は、1本の電話をきっかけに始まり、爆破テロ事件と命がけの生放送が同時進行、予測不能のラストが待ち受けるサスペンス・エンタテインメント映画だ。監督・脚本は、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』や大河ドラマ『おんな城主 直虎』などを手がけた渡辺一貴氏が務めている。
――ご本人役で出演とのことですが、映画の撮影はいかがでしたか?
かしゆか:本物の歌番組のように撮らせていただいたのですが、映画チームの撮影なので、音楽番組とは違う独特な緊張感のある現場で、いつもより緊張しました。
のっち:私も、出来上がりを見てみたら、すっごい緊張している顔をしていました(笑)。
あ〜ちゃん:緊迫感がありましたね。それはこの映画の空気を表しているのかなと。事件があった時に歌番組がやっているとしたら…というところを意識して、不思議な空気を味わわせてもらいました。
――作品の中で楽曲を歌うことについて、どんな想いを込めましたか?
かしゆか:歌詞をよく聞いていただけたらうれしいなと思いながら歌唱しました。いつの間にか社会に飼い慣らされている…みたいな、Perfumeにはなかなかない、ちょっとゾワゾワするような内容になっています。この映画の主題歌だからこそ生まれた歌詞だと思います。
あ〜ちゃん:歌う時は、実はフラットな気持ちで歌っていることが多いです。しかも今回は、みんなで合わせることができないまま本番を迎えたんですよ(笑)。
――そんな状況だったことをまったく感じさせない、素敵なパフォーマンスでした。
あ〜ちゃん:「私たちは飼い猫」というインパクトあるフレーズのところで、ネクタイを締める振り付けを入れた後、3本のヒゲがピンピン(と両手の指3本で表す)という振り付けがあるんです。(歌詞の内容に対して)すごくのんきだなって(笑)。
かしゆか:気づいていないんだろうね(笑)。
あ〜ちゃん:そう(笑)。だから、のんきなピンピンという振りが入っている。深い意味が隠されています。
■人生の試練を、3人で経験してきた
――昨年9月に結成25周年を迎え、メジャーデビュー20周年イヤーに突入していますが、活動を続けられている原動力は何でしょうか?
かしゆか:ファンの方がいてくれるからがんばれるし、ライブで楽曲を一緒にお客さんと作り上げることで自分たちの勇気にも自信にもなります。楽曲の新たな一面を見ることもできるんですよね。本当にありがたい存在です。
のっち:「新しいPerfumeが見たい」「Perfumeは次になにをやってくれるかな」と期待してくれる方がいることですね。
――“ファンの存在”という意見は、もちろん満場一致だと思いますが、ほかに挙げるとしたら…?
あ〜ちゃん:それぞれの人生の中で“自分たちが試されているような試練”があると思いますが、私たちはその試練を3人で経験してきました。たとえば以前、3人がニューヨークとロンドンと東京…と、それぞれ違う場所で同じタイミングで時差なく演出、ダンスしたことがあったんです。
――2017年11月に行われた東京、ロンドン、ニューヨークの3都市で同時開催されたdocomo『FUTURE-EXPERIMENT VOL.01 「距離をなくせ。」』の中継イベントに出演されたときですね。
あ〜ちゃん:そうです。練習ではうまくいっていたのに、それぞれの場所に行くと不思議と振り付けがそろわなかったんです。隣にメンバーがいないだけで、空気感が変わるんだなと。
――当時はみなさんにとっても初の試みでしたもんね。
あ〜ちゃん:でも、本番では一番いいパフォーマンスができて、終わった後に感じた安堵と達成感がなににも変えられませんでした。3人で試練を乗り越える瞬間はたまらないですね。
のっち:すごい達成感だったよね(笑)。
――絆というか一体感というか。とても素敵な関係性ですね。
かしゆか:私もいろんな時に感じます。初めての試みに挑戦させていただく機会も多く、成功するかしないか以前に、なにが成功なのかわからない状況の中、緊張がピークになった時、2人を見ると強くなれるし、2人がいるからがんばれる、乗り越えられるという気持ちになります。2人の存在が原動力になっています。
■ライブ演出は常に挑戦「これからもチャレンジしていく」
――お話にも出ましたが常に新しいことに挑戦され、独自の近未来的な作品を発表し続けてきています。この先のPerfumeとして、どのようなことに挑戦していくのでしょうか?
あ〜ちゃん:実は今回のツアー『Perfume 10th Tour ZOZ5 "ネビュラロマンス" Episode 1』では私たちなりの挑戦をいくつかさせてもらってます。その中のひとつは、いつも“MCが長い”私たちですが、今回はラスト5曲までMCなしで歌い踊り続けています。きっとお客さんが1番驚かれてると思います(笑)
――MCを入れないとなると、みなさんずっと踊ることになり大変では…?
のっち:本当に大変ですね(笑)。
あ~ちゃん:息切れもめっちゃしちゃいます(笑)。でも、アルバム『ネビュラロマンス 前篇』のコンセプトとしては、私たちは物語の主人公なので息切れしていたらおかしいからがんばっています!
のっち:現在のツアーは4月までですが、前篇があるなら『ネビュラロマンス 後篇』もきっとある…ということで、きっと後篇もいろいろチャレンジしていきます。もちろんこれからも!
――Perfumeとして常にライブパフォーマンスへ挑戦し続けるということですね。期待しています。では最後に、映画をご覧になっての見どころを教えていただけますか?
あ〜ちゃん:すべてが問題提起で、考えさせられる内容です。いろんなところに伏線があって、終盤に全部回収してくれるのが気持ちいいです。見逃さないよう最初からどのシーンも集中して観ていただきたいですね。緊迫した状況が続き、息するのを忘れそうになるので気を付けてください(笑)。
かしゆか:ささやかな前半シーンにも、後で「なるほど」と思う場面もあるので、ワンシーンも見逃せないです。
のっち:時計が映ると、映画と見ている側の進む時間がリンクしていて、リアルタイムのように進んでいくところにも注目してほしいです。阿部さんの迫力を思いっきり堪能できます。
――みなさんの出演シーンの見どころもぜひ!
あ〜ちゃん:映画の劇中に出させてもらうのは『モテキ』以来14年ぶりなのですが、その頃とは違い、私たちも歳も重ねています。味わい深い私たちを見てほしいです。
取材・文/遠藤政樹
撮影/山崎美津留
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