復活の『東京サンシャインボーイズ』テーマは甲本ヒロト 弟・甲本雅裕が所属 梶原善が断言「パンクロッカーで1番見てる人は彼」
ORICON NEWS / 2025年2月9日 18時0分
脚本家の三谷幸喜氏が9日、東京・渋谷のPARCO劇場で主宰する劇団・東京サンシャインボーイズの復活公演『蒙古が襲来 Mongolia is coming』のトークセッションを開いた。
【写真】レアメンバーが集結したステージの様子
東京サンシャインボーイズは、日本大学芸術学部に在籍していた三谷氏を中心に1983年に旗揚げし、“最もチケットの取れない劇団”として一世を風靡(ふうび)した演劇集団。『12人の優しい日本人』『ラヂオの時間』『彦馬がゆく』などの名作を次々と生み出し、1994年の『東京サンシャインボーイズの罠』を最後に、“30年間の充電期間”に入った。
充電期間を終えた24年に、活動拠点としていた東京・新宿シアタートップスで復活作『老境サンシャインボーイズ「リア玉」』を上演すると宣言していたが、09年3月に活動拠点としていた新宿シアタートップスの閉館を受け、急きょ新作『returns』で復活。12日間の公演を終えた後、「これより15年間の休憩に入ります」というアナウンスとともに再度活動を休止した。
会見では、作・演出を務める三谷氏のほか、俳優の相島一之、阿南健治、小原雅人、梶原善、甲本雅裕、小林隆、近藤芳正、谷川清美、西田薫、西村まさ彦、野仲イサオ、宮地雅子、吉田羊といったメンバーが再集結した。
三谷氏は「東京サンシャインボーイズという劇団は僕が大学生の時に旗揚げいたしました。1983年だったでしょうか。それから一旦解散しまして、また再結成して、今のメンバーが大体集まってきた。また1994年に解散するという」と振り返ったが「正確な年月日は覚えていない。皆さん、Wikipediaで確認してから記事にしていただきたい」と付け加えて笑わせた。
今回の芝居についても言及。「何をやるか考えた時に、昔、僕らがやってたコメディは全員が一致団結して難関を乗り切っていくみたいなコメディを割とやってたんですけども、そういうものをまた新しく作ることもできたし、もしかしたら昔やったものをもう1回作り直してリメイクして、今のみんなでやることもできたんですけども、どうせみんなが集まってやるんだったら昔のものじゃない、何か新しいものをやりたいなという気持ちが僕の中にありました」と三谷氏は話す。「当然、みんなも30年年を取ってるので、以前みたいなパワーなければ、バイタリティも昔よりは減ってるわけで。でも、みんなには今までの経験という蓄積があるわけですから。今の僕らができる芝居がないかなと思って。で、実は昔もやったことないような、すごく僕らにとって新しい題材で今回の芝居を作ってみました」と熱い思いを語る。「何にもない普通の朝。ある一家の日常生活を描く、そんな物語です。ただ1つ日常と違うのは、その日は蒙古襲来という大事件が起ころうとしてる。海の向こうから蒙古が襲来する。その日の朝の対馬の漁村のなんでもないない和やかな朝の物語を作ってみました。ちょっと僕らにとっても冒険なんですけれども、きっと楽しんでいただけるんではないかと思っております」と話していた。
会見では三谷氏がMCも担当。「このメンバーの中で1番おしゃべりな甲本さん」と三谷氏から雑に振られた甲本は「1番おしゃべりと言われるとなかなか言葉が出てこないんですけど」と苦笑い。それでも「30年、長いような短いような。あっという間だったような気はするんですけども、それよりもここに集まって1つの芝居をこれからやるっていうことに精いっぱい。そこが100%で。ただ、若い劇団には負けないぐらいのパワーでやります。最後まで持つかどうかはわからないですけど、頑張りますんで、ぜひ楽しみにしておいてください」と宣言した。
すると三谷氏は「見どころの1つとしてテーマ曲があるんです。ラストに流れて、みんなで歌うテーマ曲を甲本ヒロトさんに作っていただきました」と明かす。続けて「昔から縁があって。甲本さんのお兄さんもあられます。ずっと僕らのことを応援してくださっていた」と感謝の思い。梶原は「たぶんパンクロッカーで『サンシャインボーイズ』を1番見てる人は彼」と断言すると三谷氏が「パンクロッカーで、ほかに見てる人いないよ」とツッコんで笑わせた。
舞台『蒙古が襲来』は、きょう9日から3月2日まで同劇場で。
■『蒙古が襲来』TOUR 2025
岡山:3月7日~9日 岡山芸術創造劇場ハレノワ 中劇場
京都:3月13日~16日 京都劇場
長野:3月21日~23日 まつもと市民芸術館 主ホール
宮城:3月28日~30日 電力ホール
北海道:4月3日~6日 札幌市教育文化会館 大ホール
大阪:4月11日~14日 SkyシアターMBS
愛知:4月18日~20日 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
福岡:4月25日~28日 キャナルシティ劇場
沖縄:5月3日~5日 那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場
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