内藤剛志、“2時間サスペンス”の減少の責任感じる “時代背景”だけでない理由を考察「視聴率が取れていた頃の手法をそのまま続けていたり…」
ORICON NEWS / 2025年2月13日 7時0分
俳優の内藤剛志が主演を務めるBS日テレオリジナルドラマ『令和サスペンス劇場「旅人検視官 道場修作 〜富山県 庄川温泉郷殺人事件〜」』が、3月22日午後7時から放送されることが決定。同シリーズは、内藤演じる定年した元警視庁検視官の道場修作が、亡き妻の残した雑記帳とともに訪れた旅先で、次第に事件に巻き込まれていく令和の旅情サスペンス。23年12月に第1弾、24年4月に第2弾、同年12月には第3弾と続く、人気シリーズとなっている。最新作の放送を前に、内藤がインタビューに応じ、現代では少なくなった「2時間サスペンス」への思いを語った。<インタビュー全2回の前編>
【過去作場面カット】風光明媚な鹿児島指宿温泉で”捜査”する内藤剛志
――2025年は「昭和100年」にあたります。テレビも時代によって人気のコンテンツが移り変わるわけですが、「昭和」にみんなが見ていた「2時間サスペンス」が減少傾向にあることについてどうお考えですか。
【内藤】核家族化が進んで、家族みんなでテレビを囲む時間が少なくなったり、視聴形態が変化したりという時代背景もあると思いますが、作る側の僕たちにも責任があるかなと思っています。僕が言うのもおこがましいですが、視聴率が取れないからと作るのをためらったり、新しいことに挑戦しないで視聴率が取れていた頃の手法をそのまま続けていたり…。
でも、過去作を再放送すると話題になることもあるので、「古いから悪い」ということではないとは思いますが、もう少し慎重にやらなきゃいけなかったという気はしています。そこは「僕には関係ない」とは思っていなくて、自分も制作側の一人だと思うし、何かできることはないかとスタッフのみんなと新しいアイデアを出し合うこともあります。
それにしても、「あれもこれもなくなるのか…」と思うと、ちょっと寂しいですよね。
――内藤さんがおっしゃるように、視聴形態の変化によりSNSで番組の内容を共有・考察しながらテレビを見る人たちも増えています。この現象について感じていることがあれば教えてください。
【内藤】こちらも、そういう変化を敏感に察知していかなきゃとは思います。移動中に携帯で見る方、家で100インチの大画面で見るのが好きな人、それぞれいらっしゃるわけですが、僕たちはそれを逆算して演じ分けることができないので、とにかくいい作品になるように、一生懸命丁寧に演じていきたいです。iPadなどで映画を見る人もいると思いますが、映画に関して言えばスクリーンに映し出されることを想定して、「画面が広いからこうしよう」とか、テレビの時とは少し違うことを考えます。やはり、見え方や情報量がテレビと映画では違いますしね。
また、家にいてもリアルタイムで見るのではなくて、見逃し配信などで見てくださる方の中には、速度を速めたり短く切ったりして見ている人がいらっしゃいますが、「最後まで集中して見てください!」とは言えない。それは、僕たち作り手側が、集中して楽しんでもらえる作品作りができていなかったと反省しなきゃいけないのかなと。もっともっとやれることがあると思うので、これからもできることは全てやるつもりでいます。
「令和サスペンス劇場」に関しては、「リアルタイムで楽しみたい!」「3月22日午後7時にこの作品を見たい!」と思ってもらえるように頑張ります。
――犯人や結末を聞かないで撮影に挑むという俳優さんもいらっしゃるようですが、サスペンスドラマと、サスペンス要素のないドラマでは、心構えが変わったりするのでしょうか。
【内藤】例えば、サスペンスドラマでは鋭い眼光にするなど、表情に変化をつける役者さんもいるかもしれませんが、僕の場合はどんな要素のドラマでも、一つの作品として同じように捉えています。台本を読めば、結末も犯人もわかるので、全部わかった状態で撮影に挑んでいます。ただ、今(自分が演じている人物は)どこまで分かっているのかという擦り合わせはします。もちろん、僕は全て知っていますが、演じているキャラクターは、ここから先はまだ知らないという場合があるので。それは、恋愛ドラマやヒューマンドラマでもサスペンスでも同じ。この人と「初めまして」の演技なのに、すでに知っているかのように演じちゃうとおかしなことになっちゃいますからね。
<インタビュー全2回の後編へ続く>
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