「OSAKA MEIKAN GROWTH DRIVE 2021 feat. 枚方市」社会課題解決に繋がる全18社の提案を受け公民連携の加速へ！大阪府・枚方市　

OSAKA KOUMIN NEWS / 2021年6月11日 23時0分

（画像）基調講演で「枚方市における公民連携の取り組み」について話す枚方市伏見隆市長（場所：枚方市役所）

　
2021年6月10日（木曜日）、大阪府及び府内43市町村のオール大阪の公民連携プラットフォームであるOSAKA MEIKAN実行委員会主催（共催：大阪府、枚方市）による「OSAKA MEIKAN GROWTH DRIVE」（以下、GROWTH DRIVE）が開催された。
　
2020年12月に初開催したGROWTH DRIVEとしては、2021年5月26日開催に続く3回目の開催。
今回は「OSAKA MEIKAN GROWTH DRIVE 2021 Feat.HIRAKATA」と題し、6月7日、10日の2日間での事業となる。
　
2日目の10日は、枚方市役所をメイン会場とし枚方市伏見隆市長の基調講演から始まり、府内外の企業全18社から各社それぞれの技術、サービス等を活かした「公民連携」での社会課題解決に向けた提案が発表された。
　
基調講演で伏見市長は、前回の７日と同じく、「枚方市が抱える様々な課題解決と、まちの魅力向上、住民サービスの向上を公民連携で実現するため、本日のGROWTH DRIVEでの皆様の提案には大変期待をしている。」と、全18社の提案発表に期待を寄せた。
　
オンライン形式で各企業からの発表が始まると、枚方市企画政策室（公民連携担当）と、大阪府公民戦略連携デスクの職員が提案内容を深堀りするなど、公民連携での取組みの実現に向けたディスカッションが行われた。
この発表とディスカッションの様子は大阪府及び府内43市町村へもライブ配信しており、OSAKA MEIKAN実行委員会では、今後、大阪府及び府内市町村へ各社の提案を繋ぎ、各地域での課題解決に向けた公民連携を加速させたい考えだ。
　

（写真）全18社の企業とそれぞれの技術・サービス等を活用した公民連携の取り組みについてオンライン形式でディスカッションを行う（場所：枚方市役所）

本日登壇した18社による各発表テーマは以下の通り。

企業名	発表テーマ
株式会社たまゆら	私たちでも、出来てたSDGs！さらにもっとSDGs！
emol株式会社	人の心に寄り添う、AIメンタルヘルスケア
株式会社フェズ	コロナ渦からの反転攻勢を目的とした、地方創生におけるGoogleマイビジネス活用事例
株式会社ネクイノ	医療DX基盤の構築、コロナワクチン接種管理システムについて
株式会社インフキュリオン	キャッシュレスを軸としたサステナブルな地域経済に向けて
株式会社Paidy	世の中のめんどくさいをなくそう　〜デジタル時代の○○レス〜
xID株式会社	信頼あるデータが利活用できるデジタル社会を、官民共創で実現するためのデジタルID
株式会社ユニエイム	非接触、労働者人口の減少、店舗ビジネスと社会課題を解決するマルチチャネルPOS
エックスモバイル株式会社	格安通信で情報弱者を救う
株式会社ウェルモ	公民連携による地域包括ケアシステムDXの実現
株式会社セールスフォース・ドットコム	Salesforceを活用した地方創世事例の紹介　〜地方から日本を元気へ〜
ACALL株式会社	コロナ禍における各事業所の安心・安全・快適なスペースづくり
FANTAS technology株式会社	空き家問題解決に向けて〜リスクマネー活用や公民連携のご提案〜
サイクラーズ株式会社	サーキュラーエコノミーをテクノロジーとアナログの両輪で実現する
ブランディングテクノロジー株式会社	SDGs×地域企業ブランディング（信用創造）×デジタルマーケ
株式会社テイラーワークス	公民の産業振興をDX化するコミュニティサービスのご紹介
株式会社Compass	ＩＴ×相談のプラットホームで行う就労支援について　自治体様と連携している事業の実例について
株式会社トータルブレインケア	自治体における認知症予防と早期発見について

今日の熱い対話は、『キッカケ』、庁内で危機感を共有し、課題解決に向けて、新たな発想でチャレンジしていく。

ーー枚方市公民連携・定住促進担当清水秀都理事

　「本日は、GROWTH DRIVE、過去最高の18社の皆様に参加いただきました。その中で、地元枚方からは、たまゆら様にご登壇いただきましたが、市の課題解決に向けて、地元の企業様と共に取り組めることは、地域産業の活性化にもつながるため、大変素晴らしいことだと期待しています。また、公共サービスを提供する民間のプレイヤーが、沢山増えてまいりますと、民間の強みと行政の持っている強みをうまく融合させることで、新たな課題解決手法を見出していくことができるようになると思います。私個人としては、キッカケをもらった2日間でした。今回はこのGROWTH　DRIVEで2つのキッカケをいただいたと思います。１つ目は、これからの自治体経営は新たな発想で考えていかなければなりません。そのため、想像力を広げていくキッカケになりました。２つ目は、従来型の行政志向では限界です。一種の危機感のようなものを庁内で共有するキッカケになりました。登壇いただきました企業の皆様とまた、市役所でお会いできますことを楽しみにしています。」

ーー枚方市総合政策部企画政策室尾松直樹課長

　「６月７日、１０日の２日間にわたり、枚方市の課題を中心に、３０社という多くの企業の皆様から、社会課題の解決に向けた提案をいただきました。ご参加いただいた企業の皆様に厚く御礼申し上げます。民間事業者の皆様が展開されている、「社会課題を解決したい」という熱い思いのこもったサービスのプレゼンテーションを聞かせていただき、私たちはそのサービスを「知っているか、知らないか」という違いだけで、よりよいまちづくり、市内企業等の活性化などにつなげることができるかどうかという大きな違いが生まれる可能性があるということを痛感しました。住民サービスの向上・よりよいまちづくりの推進に向け、行政や民間事業者の垣根を越えて、それぞれの強みを生かした公民連携の取り組みをさらに加速させていくためにも、今後も民間事業者の皆様との対話を重ねて、枚方の新しい魅力、まちの価値を高める取り組みを行っていきたいと思います。」

GROWTH DRIVEが掲げる理念である「公民連携で企業・行政の成長をともに加速させる。」を実践する枚方市。
今回のGROWTH DRIVEを契機に、様々な企業との対話を進め、市が抱える様々な地域課題解決につながる公民連携が加速する。
　