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都市伝説みたいな本当の「サザエさん一家」のお話

おたくま経済新聞 / 2013年9月5日 12時46分

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サザエさん1巻

スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」の裏設定は遊郭、「クレヨンしんちゃん」のしんのすけは実は5歳で死んでいた。など世の中には多くのアニメ都市伝説が存在します。


そんな中でも突出して都市伝説が多いのがご長寿アニメ「サザエさん」。
フネさんは実は後妻でサザエさんは前妻の子供だったとか、アニメ「サザエさん」の視聴率が上がると株価が下がるだとか……都市伝説は様々ある訳ですが、中には「都市伝説かと思いきや真実」というものも含まれます。

今回はそんなサザエさんに隠された嘘のような本当の設定をご紹介。

 
――サザエさん家には二階があった

「サザエさん」のエンディングで流れる「サザエさん~サザエさ~ん♪」というフレーズでおなじみの曲「サザエさん一家」の1番の歌詞の冒頭で2階の存在がハッキリ書かれています。
歌詞は「二階の窓を 開けたらね 朝の光が 差しこんだ~」というものです。

これは原作マンガの初期で、サザエさんの家が2階建てだったことに関係しているようです。
アニメ版では平屋という設定のため、都合上テレビでは2番の歌詞から放送しているようです。

 
――タラちゃんには実は妹がいる

これは1954年に発行された「サザエさん一家の未来予想図」(著:長谷川町子)の中で、10年後のサザエさん一家として紹介されています。
その中ではワカメちゃんにそっくりな「ヒトデちゃん」が紹介されているんですよ。ちなみにこの「ヒトデちゃん」が登場しないのはサザエさんが年を取らないからみたいです。

 
――サザエさんの舞台はもともと福岡

マンガ連載初期のころ、長谷川町子さんが福岡県在住だったため、初期の「サザエさん」は博多が舞台になっています。
サザエさんとマスオさんがお見合いをしたのは福岡の有名百貨店「岩田屋」だったり。
後、長谷川さんが東京に引っ越した関係で、サザエさん一家も東京に引っ越します。

 
――イクラちゃんは実は女の子

原作マンガのノリスケさん第1子誕生時のエピソードで、ノリスケさんが「ナミエ」と書いた紙を持って役所前で子供の名前を考え込むシーンが描かれています。他にも、昭和39年2月24日付の朝日新聞朝刊で「サザエさん一家の家族構成を教えて欲しい」という読者質問に対し、原作の長谷川町子さんは「ノリスケの第1子はチドリ」回答。そしてノリスケとタイコが赤ん坊を抱っこするイラストも紹介し、イラストにはそれぞれの名前と赤ん坊の横には「チドリ」と紹介されています。ただ、いつの頃からか気づけば「ボーヤ」と呼ばれるようになり男の子設定になったようです。なお原作ではイクラちゃんには名前がありません。イクラちゃんの命名の由来はアニメ脚本の雪室俊一さんの娘の好物から来ているそうです。

 
本当は他にも色々とありますが……今回はこの4つを厳選してご紹介。
しかしサザエさん家に2階があるのは、今回調べるまで全然知りませんでした。

それから、タラちゃんの妹「ヒトデ」ちゃん。永遠に生まれる気配はなさそうですが、そこはアニメの力。ぜひいつの日か見せて欲しいと一ファンとしては思うのです。

(文:虹子)

※文中に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。(タエコ→タイコに訂正)

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