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池袋にサバゲー場オープン!? ライトアップされたフィールドにオッタマゲー

おたくま経済新聞 / 2017年5月5日 18時0分

池袋にサバゲー場オープン!? ライトアップされたフィールドにオッタマゲー

フィールドのライトアップ

ミリタリーな話題をマニア目線でお届けしている、鉄砲蔵の「ミリタリー魂」。
今回は僕の生まれ故郷、東京池袋に室内サバイバルゲーム場を展開するASOBIBAの池袋フィールドがオープンしました。内覧会のお誘いをうけたので早速行ってきましたよ!

アソビバ池袋店先

僕が子供のころ、遊び歩いた池袋駅東口から歩いて6分のところに新フィールドはあります。場所は「ツルハドラッグ南池袋店」のお隣が入口で、入って奥のエレベーターで地下二階に降りるとすぐに受付です。

実際にフィールド内部を見てみると、華やかな七色にライトアップ。1980年代頃のディスコを思わせます。昔のサバゲーフィールドは人里離れた山林を利用するため、草の色であるオリーブグリーンとか樹木や土の色である茶色など、地味な色のイメージでしたが、ここでの華やかさは斬新。1980年代風に言うなら「オッタマゲー」の一言です。

マップのホワイトボード

さて、内覧会はあくまで「取材」ということで、後日改めてフリー参加の定例会に参加してみました。参加費は5千円。

セーフティー

ここ数年の傾向として女子更衣室完備、清潔なトイレ、喫煙室完備は常識になりました。ここの条件は、

・セーフティーエリア収容人数は80人。
・更衣室はセーフティーエリア右手奥のベニヤ板の囲いで7部屋。
・駐車場なし、昼食の手配なし。
・フィールドは全長約25m
・レンタル銃は東京マルイ製AK47βスペツナヅ、もしくは同社製電動拳銃グロック18C

エアガンの性能としてはライフル型で20m先の人間大に確実に命中する程度なので射程距離が足りなくて困る事はないでしょう。
参加者は53名。そのうち40人がレンタル装備で参加とのこと。

さて、内覧会ではレンタル銃、マルイグロック18Cを借りてプレーしましたが、今回は自分の所有するグロックに筒状の光学サイトを取り付けたものがあったのでBB弾を光らせる装置を銃口に取り付けて自分の愛銃を持ち込んでプレー。

制限時間は4分、制限弾数は100発です。

レンタルと持ち込みの拳銃

う~ん、制限時間4分のゲームながら苦戦しています。

ここで使用する敵味方識別用の目印って暗闇の中で点滅するタイプで、よく見えるところに付けなければならないとのこと。プレーする客もイルミネーションの一部のように美しいのですが、暗闇とか草むらに隠れる戦法に慣れた僕としてはちょっと調子狂います。でも頭を切り替えましょう!
内覧会ではレンタル銃を含めて拳銃ばかりだったからなんとか勝負できたのかも。

レンタル銃のAK47
持ち込み銃のショットガン

セーフティーエリアを見回してみると持ち込み銃の他、レンタル品にもライフル型が。う~ん、内覧会と違ってライフル型が多いようです。けん銃ってライフルより発射パワー、弱いし、距離が離れるとライフルより命中精度が劣ります。ここは念の為にと持ってきておいたショットガンに持ち替えましょう。このショットガンにも筒状の、光る赤い点を的に合わせて狙う、ドットサイトという光学照準器を付けているので今回のような薄暗い室内フィールドにはうってつけです。それに3発のBB弾を同時に発射する機構なので敵と出合い頭、とっさに狙って少しばかり狙いが外れてもその3発が投網のように散ってくれるので当たる確率が多くなります。このゲームは大統領を決め、敵のブザーを鳴らせるのはその大統領のみ、その大統領がやられたら自動的に負けという大統領戦。

大統領とその警護
作戦会議用カード

お互い、敵チームのブザーを鳴らしたら勝ち、という普通のフラッグ戦の他にメンバーが二人一組となって一方がやられたらもう一方も死亡扱いというバディ戦、そして大統領戦と、色々工夫を凝らしたゲームもやりましたが、特にこのASOBIBAで特徴的なのはトランプのようにカードを引いて役割を決め、作戦を立ててゲームを進行するという「作戦会議戦」。使用するカードは尖兵、守備兵、指揮官、偵察兵に別れ、守備兵には盾を、偵察兵と指揮官にはトランシーバーが与えられました。
このカード、ASOBIBAが発注して作らせたオリジナルで、図柄も可愛いイラストとなっています。サバゲー界が次第に可愛くなってゆく。時代は変わったものです。

黄色い被り物の方

特に室内戦で多く見られるカワイイ系の被り物とスマートなジャケット姿の方。泥まみれの伝統的なサバゲーではあまり見かけませんね。次第にサバゲーもオシャレになってゆきます。

女性客の中には拳銃をカワイイポーチに入れて持ち運ぶ方も。昔はエアガンも、それを所持する男性も女性には敬遠されたものですが、とうとう若い美女がカワイイポーチに入れて持ち運ぶ時代になったとは!時代は変わったものです。

ここ数年、都内のASOBIBAフィールドを見ていると本物の戦争を再現する、という伝統的なサバゲーではなくカワイイ系、刑事ドラマ風など、独自の進化を遂げているように思えます。オタク文化の歴史に立ち会えるって何となく面白く思えます。

・取材協力:ASOBIBA池袋フィールド
・画像・動画:編集部にて撮影

(鉄砲蔵)

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