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水でもできる!話題の『にぎらずにできる!携帯おにぎり』が保存食とは思えぬうまさ

おたくま経済新聞 / 2017年6月21日 22時0分

水でもできる!話題の『にぎらずにできる!携帯おにぎり』が保存食とは思えぬうまさ

にぎらずにできる!携帯おにぎり

アルファ米を活かした保存食でお馴染みの尾西食品が6月15日に発売した『にぎらずにできる!携帯おにぎり』(30食、7128円税込)が発売と同時にネットでスゴイ!と話題になっていました。というわけで、早速試食してみましたよ!

■アルファ米とは……
アルファ米とは、お米に含まれるデンプンに水と熱を加え消化しやすい状態にしたお米を乾燥させたものです。これにお湯や水を加えると、煮炊きしなくてもふっくらと柔らかいご飯が出来上がります。

現在では被害対策用の非常保存食品として全国の自治体や海外旅行者の携行食糧、登山者の山岳携行食などに使われています。

特に高山では気圧が下がるために沸点も下がり水が低い温度で沸騰してしまうため、通常の手段でご飯を炊いてもお米の心まで火が通らず美味しいご飯が炊きあがりません。しかしアルファ米を利用すると、そのような環境下でも美味しいご飯が楽しめることから愛用者が続出しているんだとか。

■賞味期限は5年
実は尾西食品は今までもお湯や水を注いでつくる「にぎらない携帯おにぎりシリーズ」を販売していましたが、以前の保存期間は18か月でした。しかし、その後も研究をすすめ、保存試験が完了したことで、今回5年という長期の賞味期限の記載が可能となったそうです。さらに今まではクリアのままだった注水の目安を計る窓部分にシールが貼られることで、保存期間中に光の侵入を防ぐことができるようになりました。



おにぎりの作り方は簡単。パッケージ上部を開封し、中の脱酸素剤を取り出して底を広げます。パッケージ前面にあるシールを剥がし、ピンク色で示された注水範囲までお湯又は水を注ぎます。チャックをしてから20回ほど振り混ぜ、お湯の場合は15分、水の場合は60分待ったら出来上がりです。食べるときはおにぎり上部と左右にある切り口を切ると、食べやすいですよ。


■美味しい……!
実際に「鮭」と「わかめ」にはお湯を注ぎ、「五目おこわ」には水を注いで試してみました。

「鮭」と「わかめ」にはお湯
「五目おこわ」には水

食べる前は「保存食だし期待は禁物」だと思っていましたが、ふんわりもっちりした出来上がりにはびっくり。もちろん味に関しても問題なく美味しいのです……!
さらに、「本当に水でもできるの?」と懐疑的でしたが、1時間後ちゃんと出来上がった「五目おこわ」のおにぎりに感動しました。ちなみに15度の水で60分待つのが目安なので、それよりも低い温度の水の場合はもう少し待ったほうがいいようです。

お湯を入れた鮭おにぎり

非常保存食として準備しておいてもいいですし、山登りやサイクリングのお供としてもばっちりです。それこそ、超忙しくてお弁当をつくれない!! という日にお子さんに持たしてもいいかも。
兎にも角にも、お湯や水を注いだだけで握らなくてもおにぎりができてしまうというマジックの感動を、一度ぜひ味わってみてくださいね!

(大路実歩子 / 画像・編集部撮影)

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