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新潟の奇祭・ほだれ祭の御神酒を飲んでみた

おたくま経済新聞 / 2017年7月1日 20時0分

写真

越の鶴 ほだれ酒

新潟県長岡市栃尾地域で毎年3月の第2日曜日に行われる「ほだれ祭」は、五穀豊穣と夫婦和合をお祈りした奇祭として有名です。村の男衆が初嫁さんたちがまたがった高さ2.2m、重さ約600kgの巨大なご神体を担ぎ、掛け声と共に村内を巡回していく様子は圧巻だそうですよ。

そんなほだれ祭のメイン会場となるほだれ大神のお宮には、周囲8mを越す天然記念物の大杉があります。根元から2本に分かれているために女杉と呼ばれており、その周辺には双体道祖神など数多くの石仏があります。また男根を型どった石や木のご神体を奉納する風習があり、多くの民衆から信仰され続けています。

インターネット通販でも入手できる祭の御神酒は、新潟の地酒である越の鶴が採用されています。祭の中盤、その年の初嫁の代表が酒の樽を木槌で叩いて”お神酒鏡開き”をした後に訪れた人々に配られます。

それとは別に持ち帰り用として、会場でも全長約20cm、周径21cmの男根を模した陶器に容れられた御神酒が販売されています。先の部分がお猪口になっており、入手したら直ぐ飲めるようになっています。

つるんとした陶器には、力強い書体で「子宝祈願 ほだれ酒」。根元の玉部分が足のように見えて、こういうイメージキャラクターのようにも見えなくはありません。

御神酒はほんのり風味豊かな純米酒で、ほんのり甘口で後味はわずかに辛く、お米の甘さが感じられる優しい味わいとなっています。言い例えるならば、優しくて柔和で穏やかな包容力がありつつも、いざというときは男らしい一面を見せてくれる頼りがいある男性に例えたらわかりやすいかもしれません。

数ある越の鶴の中でも、これをほだれ酒の中身に採用した造り手のこだわりが垣間見えるようです。

<参考>
越の鶴 ほだれ酒 360ml税込1,460円

(貴崎ダリア・PinkMagazine編集部 / 編集・おたくま経済新聞編集部)

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