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閉店したキムラヤ伝統パン『まるあじ』と『久留米ホットドック』が復活 久留米っ子歓喜!

おたくま経済新聞 / 2017年9月21日 21時0分

閉店したキムラヤ伝統パン『まるあじ』と『久留米ホットドック』が復活 久留米っ子歓喜!

まるあじ

創業から90年余年、福岡県久留米市に久留米っ子に愛されながらも2017年1月31日に閉店した『キムラヤ』というパン屋さんがありました。閉店の日は地元テレビ局が中継をするほど大きくとりあげられていましたが、伝統あるキムラヤオリジナルパンも閉店にあわせて一時姿を消したのです。しかし、福岡県でパンの製造・販売を行うフランソアが事業を継承。『キムラヤ』のパンを徐々に復活させています。(おたくま経済新聞福岡)

復活の話を聞き早速買いに行くとすぐに見つかったのが元祖メロンパン『まるあじ』。佐賀銘菓の丸ボーロにヒントを得て作られているパンで、普通のメロンパンにはない深い甘みをもつことで長年愛され続けています。フランソアでは今年2月に『まるあじベーカリー』ブランドをたちあげ、まるあじの他、カスタークリームパンなどの販売も行っています。久留米出身の鮎川誠さんが声で出演するテレビCMも放映。鮎川さんが幼少期から食べていた『まるあじ』への想いがそのままナレーションで語られています。

さて、買ってきてさっそく袋を開けてみると、砂糖の優しい香りがしてきます。表面が丸ボーロっぽいと言われるとそうかもしれませんが、味は甘すぎずパクパクと食べれてしまうちょうどよい甘味。派手な見た目でもインパクトある味でもないけど、だからこそこれがいいんだなぁ。と久しぶりに食べて一人しみじみしてしまいました。

次は7月に復活したばかりの『久留米ホットドック』。この久留米ホットドック、ホット=あつい、ドック=犬で暑い日に犬が舌を出している様子をイメージして作られているので、久留米以外の人が思い描くホットドックとは全く異なります。中身はコールスローのキャベツとハム。広く知られるホットドッグとはだいぶ違うものですが、でも久留米の人に言わせると「ホットドッグはこれ」なんだとか。久留米出身である筆者の夫によると「まさにソウルフード」と言い切っており、子どもの頃はよく買っていたのだそう。福岡市内のスーパー数件回りましたが見つからないので、思い切って久留米まで行ってみました。


まずは大きなスーパーへ。冷やさなければならない商品なのでサンドイッチコーナーに行ってみます。久留米ホットドックのコーナーがあり結構なスペースがありましたが、完売!休日に買い物に来たのが間違いだったかもしれない、だって久留米っ子のおやつじゃない……不安に駆られながら2件目へ。ありました!もう少しで売り切れるところだったのですが無事に購入しました。
早速食べてみます。コールスローに少しピリッとした辛味があって、ハムとの相性も抜群です。久留米出身の夫も「これ!これだよ!」と大喜びしています。良かった……あまりに美味しかったので、もう1本買って帰りました。久留米ホットドックはスーパーなどの冷静総菜コーナーなどに置いています。一度食べたら病みつきになりそうなこのパンにピンときた人は探してみてくださいね。

(天汐香弓 / 画像・編集部撮影)

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