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アボカドの意外な食べ方 『アボカドぬか漬け』つくってみた

おたくま経済新聞 / 2017年10月16日 18時17分

アボカドの意外な食べ方 『アボカドぬか漬け』つくってみた

アボカドの意外な食べ方 『アボカドぬか漬け』つくってみた

お漬物、特にぬか漬けは日本の食卓に欠かせないという人も多いかもしれません。ぬか漬けは植物由来の乳酸菌を豊富に含み、腸内環境を整えるのに効果的です。程よい塩気とほんのりとした酸味が食欲をそそりますね。お茶漬けにもよし、お酒のお供にもよし、和食の箸休めにもよしと幅広く美味しいぬか漬けですが、アボカドをぬか床に漬けておくと美味しいと聞いたので早速作ってみることにしました。

今回筆者が使ったのは、熟しきってないアボカド1個。柔らかめの熟したアボカドがお好きな方でもぬか漬けにするにはあまり熟しきっていないほうがよいのです。柔らかめのを使うと、漬けたあとに崩れやすくなってしまうのでやや固めの物を選ぶのがベターです。

熟しきってないアボカド1個

レシピを色々と見てみたところ、アボカドを半分に切って種を取り、皮ごと漬ける方法と皮を剥いてから漬ける方法と見付かりました。今回筆者がやってみたのは、皮を剥いて漬けるやり方。うっかり柔らかいアボカドを手に取ってしまった人は皮を剥かずに漬けるといいでしょう。皮を剥いて身ぐるみ剥がされたアボカドを、ぬか床に沈めます。

I’ll be back……

皮と種を取る
I’ll be back……

とばかりに沈みゆくアボカド。
皮を剥いているので漬かり具合は早く、常温のぬか床に沈めて待つこと約半日で程よく漬かりました。
さて、ぬか床から引き上げたアボカドをスライスしてみましょう。漬けたぬかは洗い流してもいいのですが、洗い流すと普通にアボカドを切っただけみたいな絵面になってしまうのでここはあえてぬかを拭っただけにとどめてみました。

ちなみに、きゅうりにも同じようにぬかに沈んでもらっていましたがこちらは半日では漬かる訳もなく。冷蔵庫で2日間ほど漬かってもらいました。常温で漬けるとイマイチ色がよろしくないのですが、冷蔵で漬けるとキレイな緑色のままでいてくれるのでキュウリを漬けるときはもっぱら冷蔵庫で漬けています。
そんなキュウリたちを添えて、アボカドのぬか漬けを盛り付けてみました。彩りに人参でも添えておけば良かったかな?

ぬかに漬ける前より若干柔らかくなったアボカドを丁重にスライス。さっそくいただきまーす。
うん。滑らかでクリーミーなアボカドにぬかの塩気と風味が効いていてばっちり。これは日本酒が欲しくなる。もちろん、白いお米にも合いますがクラッカーに乗せて食べてもパンに乗せて食べても違和感なさそう。これは美味しい。むしろわさび醤油よりもいいくらい(個人の感想です)。

ぬか床はスーパーの野菜売り場などですぐに漬けられるように出来上がっている状態のものがあるので初心者でも簡単。できれば買ってきたぬか床に百戦錬磨の何度も使い込んだぬか味噌をまぜて1日常温で放置するとよりぬか味噌の中の乳酸菌が増えて美味しくなります。裏技的には豆乳ヨーグルトや無添加の生のお味噌、塩麹を混ぜ込むという手段もあるみたいですのでお好みのぬか床をカスタマイズしておくと好きな野菜を好みの味のぬか漬けに漬け上がらせる事ができますよ。
できたぬか床は大きめの密封容器に入れて冷蔵庫に入れてしまえば毎日混ぜなくても大丈夫。漬けていないときは週に1回くらいは様子を見てよくかき混ぜてくださいね。

(梓川みいな / 画像・編集部撮影)

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