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テスラの電気トラック「Semi」の性能がヤバい

おたくま経済新聞 / 2017年11月21日 12時4分

テスラの電気トラック「Semi」の性能がヤバい

テスラの電気トラック「Semi」

 11月16日、アメリカの電気自動車メーカー、テスラモータースが新たなトラックを発表しました。このトラック、とんでもない性能です。

 カリフォルニア州ホーソーンで11月16日夜開かれた、テスラの新製品発表会でそのトラック「Semi」はお披露目されました。テスラといえば高性能の電気自動車、特にスポーツカーというイメージが強いのですが、トラックとは意外です。

 しかしこのSemi、元になっているのはテスラの「モデル3」。これに使用されているパワーユニット(モーター)を後ろの2軸にそれぞれ配置し、計4モーターとなっています。

 その出力たるや出色です。最大貨物積載量は8万ポンド(約36トン)。この重量を積載したまま、0〜60mph(時速約96.56km)の加速はわずか20秒という動力性能を誇ります。空荷で単体の状態での0〜60mphタイムは5.0秒。ホンダのシビックType Rのタイムが5.0秒前後、トヨタの86(スバルのBRZ)が6.0秒前後なので、どんな加速力なのか想像できると思います。

 しかも電気自動車で問題となる航続距離に関しては、1回の充電でハイウェイを使用した場合、500マイル(約805km)の走行が可能。東京から余裕で青森まで行ける距離です。長距離トラックとして十分な航続距離を持っていることが判ります。また、新しい急速充電器を用いた場合、30分の充電で400マイル(約643.73km)走行できるとのこと。

 メンテナンス性や耐久性も向上しており、在来型のトラックに較べ、2年間でおよそ20万ドル以上の燃料コストが削減できるといいます。走行するにつれ減っていく燃料を必要としないため、走っていても最後まで車体重量が変わらず、出発時に貨物を積載した時と重心位置が変化せず、ブレーキの効きがずっと一定なのも電気自動車の特徴です。

 運転席は車体の真ん中にあるセンターレイアウト。たっぷりしたシートが印象的です。右ハンドル・左ハンドルの区別がいらないので、どの国でも対応可能。ステアリングハンドルを挟んで両側には大きなタッチパネルスクリーンがあり、様々な情報を呼び出して確認することが可能です。まるで巨大ロボットの操縦席のよう。将来的にはハイウェイにおける前車追従などの自動運転にも対応する予定があるとか。

 テスラSemiはアメリカで2019年発売予定(日本でも遅れて発売予定)。そして最後に気になるお値段は!未発表です。ただしすでにアメリカとカナダでは頭金5000ドルで予約を受け付けています。

<参考>
テスラSemi

(咲村珠樹)

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