オーストラリア海軍最後のS-70B-2が連邦議会上空をラストフライト
おたくま経済新聞 / 2017年12月4日 16時4分
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オーストラリア海軍で運用していた哨戒ヘリコプター、S-70B-2シーホークが退役し、最後まで運用されていた機体が博物館に収蔵されることになりました。このため12月4日、連邦政府庁舎や連邦議会上空を通過し、博物館までのラストフライトを行いました。
ラストフライトを実施したのは、オーストラリア海軍アルバトロス航空基地の第816飛行隊「ファイティング・タイガース」に所属していたS-70B-2の872号機「クリスティーン」。1988年から16機導入されたS-70B-2のうち、最後まで現役だった機体です。
朝、キャンベラ空港を飛び立った「クリスティーン」は、首都キャンベラの中心部を飛行します。途中、オーストラリア国防省、連邦議会議事堂を上空から表敬訪問。
(画像:(c) Commonwealth of Australia)
連邦議会議事堂上空を飛ぶS-70B-2(画像:(c) Commonwealth of Australia)
収蔵されるオーストラリア戦争記念館上空を通過し、フレミントン競馬場そばにあるエキシビション・パークに着陸しました。
オーストラリア戦争記念館上空を飛ぶS-70B-2(画像:(c) Commonwealth of Australia)
着陸するS-70B-2(画像:(c) Commonwealth of Australia)
着陸後、S-70B-2「クリスティーン」を海軍から戦争記念館に移管するセレモニーが行われました。まだ時期についてアナウンスはされていませんが、準備が整い次第、展示物としてオーストラリア戦争記念館で展示される予定です。
移管セレモニー(画像:(c) Commonwealth of Australia)
移管セレモニー(画像:(c) Commonwealth of Australia)
退役したS-70B-2は、24機の最新鋭バージョン、MH-60Rによって置き換えられています。これからはより多彩な任務に対応できるMH-60Rが、オーストラリア海軍の艦艇で運用されることになります。
※画像:(c) Commonwealth of Australia
(咲村珠樹)
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