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「同人ツナ缶」がとてつもなく美味しそう!約1年熟成させたツナ缶の中身とは

おたくま経済新聞 / 2017年12月6日 15時18分

「同人ツナ缶」がとてつもなく美味しそう!約1年熟成させたツナ缶の中身とは

長井ずみさん(@nameriizumi)より。

 大好物の為なら頑張れる!という人は多いと思いますが、好きが高じてしまうと時に物凄い熱量で没頭してしまう事もあるかと思います。

 そんな大好きな「ツナ缶」の為に実際に好みの缶詰を企画製造。更には同人誌まで出してしまうという熱量の高さが注目を浴びています。

 ツナ缶が好きすぎる、長井ずみさん(@nameriizumi)。ツナ缶好きの熱が凄すぎて2016年の9月に和歌山県の南紀勝浦で同人ツナ缶を製造。ちゃんと製造者に名前が記されるその缶詰をこのほど熟成期間を経て開封。中身を白日の下に晒しました。

世界広しといえど、ただ純粋にツナ缶が好きだったが為に「同人ツナ缶を製作した人類」は居まい…
同人活動は凡ゆるメディアミックスを越え、ツナ缶に達したのだ…

私は前人未到の地に踏み込んだのである… pic.twitter.com/SvVJYrCKKQ

— 長井ずみ 3日目東ピ13a (@nameriizumi) 2016年9月1日

世界初の同人ツナ缶を

あけて
食べた!

十分な熟成により油の染み込んだまぐろ
大ぶりな身のサイズによる食感の強さ
しっとりした綿実油と程よい塩の効き

まさしく私の求めたツナ缶だ
感無量 pic.twitter.com/znJ3bT8YlA

— 長井ずみ 3日目東ピ13a (@nameriizumi) 2017年12月4日

 このツナ缶は和歌山県漁連が運営する「まぐろ体験CAN」の、「まぐろ缶詰づくり体験」で作った物。体験の手順に沿ってマグロの身を缶に詰め、綿実油と塩で味付け、専用の缶を閉める機械で封入し高温殺菌した本格的な缶詰。ラベルも自作データを使って制作されたという事です。
約1年3か月の熟成期間を経たそのツナのお味とは……。

「十分な熟成により油の染み込んだまぐろ
大ぶりな身のサイズによる食感の強さ
しっとりした綿実油と程よい塩の効き

まさしく私の求めたツナ缶だ
感無量」

 と感想をツイートされています。見ているだけでよだれが垂れそうです。そんなに美味しいのか……!!
原材料は、ビンナガマグロ、綿実油、塩のみ。実にシンプルな材料でマグロの旨味が最大限に引き出されている感じなのでしょうか。

 「同人ツナ缶」を制作された長井ずみさんにお話を聞きました。以前から那智勝浦でツナ缶作り体験ができると知っていたそうですが、昨年の夏に一念発起し和歌山まで足を運んだそうです。そのツナ缶作りが発端となってツナ缶のサークルを2016年秋から運営。今回のツナ缶開封とツナ缶の事のみに絞った同人誌の作成に到ったという事です。ちなみに、缶のラベルに描かれているのは長井さんのブログ・サークルの看板娘「にゃがいさん」。ツナ缶が好きなねこみみの女の子だそうです。

 長井さんによると、ブログ「ツナ缶レビューzu-mix3.0」の運営は2013年から行っていたそうですが、このツナ缶作りから端を発した同人誌を制作の為に、宮城から高知まで全10社に自社ツナ缶への情熱を語ってもらったり、3社にお邪魔して缶詰会社の人とツナ缶トークをしたりと取材も敢行。とにかく「ツナ缶のことだけを128pありったけ詰め込んだ(本人談)」という力の入れよう。ツナ缶への情熱が余すことなく語りつくされている内容になっています。



 ページのどこを開いてもツナ缶尽くし……ブログの方もツナ缶レビューがとても参考になる内容ですが、この同人誌もかなり気になる中身です。ツナ缶本は、コミケ3日目 東5・ピ-13a ”zu-mix3.0”で頒布との事。委託販売は在庫しだいとなっています。

<記事化協力>
長井ずみさん(@nameriizumi)

<参考サイト>
和歌山県漁業協同組合連合会 まぐろ体験CAN 水産物加工体験施設

(梓川みいな)

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