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『贈る言葉』は失恋ソング!?海援隊ライブも行われた『赤いきつね』の受験生応援イベント

おたくま経済新聞 / 2018年1月12日 19時16分

『贈る言葉』は失恋ソング!?海援隊ライブも行われた『赤いきつね』の受験生応援イベント

武田鉄矢さんの特別授業

 いよいよ今週末、1月13日・14日は平成30年度の大学入試センター試験。受験生は最後の頑張りどころですが、1月11日に東京・代々木ゼミナールで、東洋水産の『赤いきつね』恒例となる応援イベント、『マルちゃん がんばれ!受験生 応援会』が開催されました。(取材:咲村珠樹)

■海援隊ライブでは『贈る言葉』

 『マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき』のCMに40年間出演している武田鉄矢さんが、激励メッセージを込めた特別授業や合格祈願、特別ライブなどで受験生を応援するというもので、2008年から実施し2018年で10回目となります。他にも恒例メンバー海援隊の中牟田俊男さん、千葉和臣さんが参加。特別ライブでは卒業の定番ソング『贈る言葉』が演奏されました。

 今では『贈る言葉』は卒業のイメージが定着していますが、武田さんによるとこの曲、「学生時代の失恋をネタにして作った」というお話。昔から知っている曲だけど、そう言われて初めて「なるほど!」と歌詞の意味を改めて考えさせられました。

海援隊の受験生応援ライブ

 武田さんの特別授業では、やはり金八節ならぬ武田節が炸裂。まず受験生への激励では、
「人間の記憶は自分の予想を外れた時に強く残る。予想外のことが起こったら、にっこり笑って“俺の人生はドラマチックだなー”と、そんな風に思って対処してください。笑顔でいるのと不安げにいるのとでは、解決策の選び方も変わってきます」と、武田さん独特の言い回しで人生に対するアドバイス。

 さらに、武田さんの定番「漢字一文字」の授業は、この日「急」がテーマ。
「“急”という字は3200年前からある文字。人生は初めての関門に遭遇したりすると、こんなにドキドキしているのは自分だけかもしれない。気持ちが急くなど色々な思いがあると思いますが、こういった感情は3200年前には既に文字になっています。自分が初めてだと思っている感情は、実は何人もの人が抱いてきた心理の道なんです。その道を自分が今歩いているのだと思って下さい。」と受験生に語りかけました。

 とにかく授業中、淡々と語りかける武田さん。思わずジーンと来てしまいました。これをお読みの読者の中には、字面だけで武田さんの発音まで余裕で脳内再生できる人が多いのではないでしょうか。実際現場でも、まるで金八先生が教壇の上から生徒たちに、受験のみならずこれからの人生全てに対しエールを送っているようにうつりました。

■非売品の限定合格祈願パッケージ『マルちゃん 赤い勝つねうどん』

 イベントに参加した受験生には、『赤いきつね』を『赤い“勝つね”』にした限定合格祈願パッケージ『赤い勝つね』(非売品)をプレゼント。パッケージには合格祈願の絵馬や桜があしらわれ、製作した1000個が配布しおえるまで、代々木ゼミナール本部校生徒および冬期講習受講生等に配られるそうです。この『赤い勝つね』は、つゆの「だし」と「出だし」を引っ掛けて「味よし!つゆよし!でだしよし!」と縁起良くなっているなど、非売品なのが惜しい出来です。

 そして最後にイベントでは、受験生が「皆の第一志望に合格できますように」の文字を書き込んだ絵馬に、武田さんが大きな花丸をつけ合格祈願が行われました。

赤い勝つね

 なお、『赤い勝つね』は非売品ですが、同じくマルちゃんの受験生を応援する定番のカップ商品『がんばれ!受験生』4種類が、2018年1月1日から全国で発売されています。パッケージは「サクラサク」にちなんで桜色の華やかな色合い。さらに「がんばれ!受験生!これで満点 はなマルちゃん」と書かれた合格祈願の絵馬もデザインされていますよ。

受験生と記念写真

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