イスラエル空軍のF-15Iが導入20周年を迎える
おたくま経済新聞 / 2018年1月24日 16時33分
イスラエル空軍のF-15I「Ra’am」(Photo:IAF)
イスラエルの主力戦闘爆撃機、F-15I「ラーム(Ra’am)」が2018年1月に導入から20年の節目を迎えました。
F-15Iは、F-15Eストライクイーグルのイスラエル向け派生型。1994年に21機(1995年に4機追加され、合計25機)の導入が決定されたのち、1997年9月12日に実機が初飛行。1998年1月19日、F-15とF-4にエスコートされた最初の2機が、イスラエルのハツェリム空軍基地に到着しました。愛称の「ラーム」とは「稲妻」の意味です(同じように稲妻の愛称を持つF-35ライトニングIIは、イスラエルでは「素晴らしい」の意味を持つ「アディール(Adir)」の愛称になった)。
F-15Iは第69飛行隊「ハンマーズ」で運用され、2006年のレバノン侵攻(イスラエル側では「第2次レバノン戦争」と呼称)ではヒズボラへの地上攻撃で重要な役割を果たしています。また、2008年〜2009年のガザ紛争でも、ハマスへの夜間攻撃など、その能力を発揮しました。
導入から20年となり、イスラエル空軍は将来にわたって能力を維持するための近代化改修計画(MLU)を検討しています。新しいレーダーへの換装や電子戦能力の付与など、内部が刷新される予定であり、導入が進むF-35と車の両輪となって、イスラエル空軍の重要な戦力として活躍が続くことでしょう。
PHOTO:IAF
(咲村珠樹)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
なぜ「世界最強の空軍」は次世代戦闘機を開発しないのでしょうか 危機感なさすぎでは?
乗りものニュース / 2024年11月25日 6時12分
-
「新理論で戦闘機作るぞ」→米空軍「いらん」→まさかの大逆転! 『トップガン』に出た戦闘機誕生経緯
乗りものニュース / 2024年11月15日 20時12分
-
まさに異形!?「まな板付けたビジネスジェット」な攻撃機 採用決めた米空軍の意図とは
乗りものニュース / 2024年11月3日 8時12分
-
「世界の終わりの日の飛行機」なぜ“大韓航空のお下がり”に!? 米国の超重要機の代替 “最新機はNO!”のワケ
乗りものニュース / 2024年11月1日 8時12分
-
ネタニヤフ氏「イランに大きな打撃与えた」、ハメネイ師は対応検討
ロイター / 2024年10月28日 7時41分
ランキング
-
150代おひとりさま、貯蓄が「400万円」は多い? 少ない? しっかり老後資産を増やすためには?
オールアバウト / 2024年11月25日 21時20分
-
2「お金がない」「残高を見るのが怖い」その悩みの名は貧困妄想!解決方法を心療内科で聞いてみた
よろず~ニュース / 2024年11月25日 15時0分
-
3【加熱式湯たんぽ】電子レンジ対応なのに温めたら破裂→やけど どうして? 意外とやりがちなNG行為とは?
オトナンサー / 2024年11月25日 22時10分
-
440歳から運動不足解消は何から始めたら良いの?
JIJICO / 2018年3月30日 7時30分
-
530kg痩せた木嶋佳苗死刑囚が「ダイエット記事」を有料公開。買ってわかった“木嶋式ダイエット”の有効性と限界
女子SPA! / 2024年11月25日 15時47分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください