アメリカ海軍の巡洋艦フィリピン・シー、近代化改装へ
おたくま経済新聞 / 2018年2月13日 20時5分
ミサイル巡洋艦フィリピン・シー(Photo:U.S.NAVY)
アメリカ海軍の第2空母打撃群に所属するミサイル巡洋艦フィリピン・シー(CG-58)が、近代化改装を行うことになりました。改装工事を受注したBAEシステムズが2018年2月12日(現地時間)、公表しました。
フィリピン・シーは、イージスシステムを搭載したタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の12番艦。27隻建造された同型艦のうち、フライトIIに分類されます。バス鉄工所で建造され、1989年3月18日に就役しました。
現在は空母ジョージ・H・W・ブッシュ(CVN-77)と第8空母航空団(CVW-8)を中心とした第2空母打撃群(CSG-2)に所属しており、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦のアーレイ・バーク(DDG-51)、ルーズベルト(DDG-80)、トラクスタン(DDG-103)を僚艦としています。
今回行われるのは、入渠限定改装(Docking Selected Restricted Availability=DSRA)というもので、就役後30年を経て老朽化した船体の修復や、一部装備の手直し、近代化を行います。初期予算は960万ドルですが、工事の内容によって最大7200万ドルの予算が計上されています。
フィリピン・シーはこれから、母港のフロリダ州メイポート海軍補給基地に入港後、すぐ近くにあるBAEシステムズのジャクソンビル造船所に移動し、4月から改装工事に入る予定です。工事の完了予定は2019年2月。この後訓練航海を経て、再び第2空母打撃群に復帰することになっています。
見出し写真:U.S.NAVY
(咲村珠樹)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
中国海軍「異色の巨大空母」日本に超接近!ミサイル駆逐艦も確認 自衛隊が警戒・監視
乗りものニュース / 2024年9月19日 11時42分
-
ロッキード・マーティンが自衛隊に狙う次の一手 新レーダーや垂直発射装置のビジネスチャンス開拓に熱
東洋経済オンライン / 2024年9月19日 10時0分
-
元英軍幹部「祖国は海外領土守れません!」と明言 予算不足に人員不足「それ敵国も一緒じゃん」貧乏どうし大丈夫?
乗りものニュース / 2024年9月11日 18時12分
-
海自「最古のイージス艦」いよいよ後継艦を検討へ 登場から30年以上が経過 防衛省が技術調査を実施
乗りものニュース / 2024年8月30日 20時12分
-
中国軍を睨む西太平洋に米空母不在 地域の守りが手薄に?
ニューズウィーク日本版 / 2024年8月27日 18時36分
ランキング
-
1内臓脂肪に悩む人、やめるべき「お酒の飲み方」5つ 日本人の3人に1人は「脂肪肝」だといわれている
東洋経済オンライン / 2024年9月24日 15時0分
-
2和田アキ子の限界「アッコにおまかせ!」に終了説 強面キャラが本物の権力者として批判されるように
東洋経済オンライン / 2024年9月24日 12時0分
-
3「撤退するヤツも容赦なし!」“異形の戦車”主体のロシア軍部隊 ウ軍陣地に突撃するも返り討ちに
乗りものニュース / 2024年9月24日 11時42分
-
4小さいカバンにペットボトル入らない問題が100円で解決!ぶっちゃけ耐久性は?
女子SPA! / 2024年9月24日 15時45分
-
5中国、犬を偽装したパンダが「ワンワン!」吠えてバレる パンダ犬が裏ブームとなる闇事情
もぐもぐニュース / 2024年9月24日 10時28分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください