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金属製で平らなのに立体化 「オオサンショウウオの薄いの」がのほほんカワイイ

おたくま経済新聞 / 2018年2月23日 7時5分

金属製で平らなのに立体化 「オオサンショウウオの薄いの」がのほほんカワイイ

うぐいすさん(@ume2uguisu)提供

 爬虫類・両生類好きの中でも人気の高いオオサンショウウオ。そののっぺりとした体つきと大きな口はゆるキャラ的な雰囲気を醸し出しておりぬいぐるみなどのグッズも人気。そんなオオサンショウウオが薄い本……ではなく薄い錫で鋳造され話題になっています。

 この錫の板のオオサンショウウオは、先日開催されたワンダーフェスティバル(以下ワンフェス)にて出展されたうぐいすさんの作品。一見すると金属製の板状のオオサンショウウオなのですが、錫で鋳造されているので手で好きな具合に立体化する事が可能。ぱっと見硬そうに見える金属の板が好みの感じに変形させられるなんて、面白い……。

 この作品がワンフェス出展用としてツイッターに投稿されると、「可愛い、欲しい」という声が相次ぐという結果に。

ワンフェスに持ってオオサンショウウオできたー!錫で鋳造した板状のオオサンショウウオ、柔らかいので指で曲げて立体にできるよ。 pic.twitter.com/cd5p2KkoBn

— うぐいす WF 8-20-9 (@ume2uguisu) February 16, 2018

 作者の、うぐいすさんにお話を聞いてみました。うぐいすさんは過去にもオオサンショウウオをモチーフとした作品をいくつも制作しており、また錫鋳造の立体作品も手がけられていたそう。今回、うぐいすさんはレーザー加工機を入手した事で「錫の柔らかさを生かし、手で曲げる事を前提とした物を作る」というアイデアを形にすべくこの作品に取り組む事となったそうです。

 実際の形状が決まるまでには、コンピュータでの作図、紙を切断した試作を繰り返し行ったそう。そうしてできあがった原型をレーザー加工機でプラスチック板から切り出し、シリコンゴムにて鋳造用の型を作られたという事。錫を素材に使用する事で平面から立体へ変化させる事が可能になり、今後も同様に「平面から立体」のコンセプトでのシリーズ化も考えているんですって。


 うぐいすさんは「ジーベンロックナガクビガメやフェアリーペンギンなど、あんまりメジャーではない動物の可能性が高い」とマイナー系な動物でのシリーズ化を考えているそうです。見慣れた動物もかわいいのですがあまり見かけない生き物だとひと際目を引き興味も惹かれますよね。

 この「オオサンショウウオのうすいやつ」はboothでの通販の予定も考えているという事ですので気になる!という人はうぐいすさんのツイッターをチェックしておいてくださいね。

<記事化協力>
うぐいすさん(@ume2uguisu)

(梓川みいな)

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