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ロシアの最新兵器、愛称を一般公募中

おたくま経済新聞 / 2018年3月4日 12時5分

ロシアの最新兵器、愛称を一般公募中

ロシア国防省の新兵器愛称募集特設ページのスクリーンショット

 2018年3月1日(モスクワ時間)、ロシアのプーチン大統領は演説で「全世界を射程におさめる」新型の核戦力などを発表しました。ところでロシア国防省では、それら最新戦力の愛称を一般公募しているのです。

 今回ロシア国防省の特設サイトで愛称を一般公募しているのは、移動式のレーザー兵器、従来の潜水艦を上回る速度で航行可能な無人攻撃型原子力潜水艦(通常兵器・核兵器搭載)、そして世界中ほぼ全てを射程内に収めるという原子力推進の核巡航ミサイルの3種。どれも昔のSFに出てきたような未来兵器です。

 レーザー兵器は列車のような長いトレーラーで移動し、電源装置やオペレーションルームと一体になっています。2017年に実戦化したと発表しています。

 無人原子力潜水艦は、従来の原子力潜水艦と同じくらいの大きさで、内部から無人の特殊潜航艇(これも原子力推進)を発進させることができます。原子力推進の魚雷も発射することができ、実制御で射程距離は実質無限大です。2017年12月に、この無人潜水艦用の原子炉の試験が終了したといいます。現在使用されている潜水艦用原子炉の100倍の出力を持つというこの原子炉は、レスポンスも向上しており、従来の200分の1の時間で戦闘モード(最大出力)に達することができるとしています。

 そして、原子力推進の巡航ミサイル。2017年の終わりに、ロシア中部の実験場で発射試験に成功したと発表しました。ミサイルの飛行中、搭載した原子炉は飛行に十分な出力を発生し、安定して飛行したといいます。原子力推進を採用したことにより、射程距離は大幅に伸び、ほぼ世界中を射程に収めることができるとのこと。さらに敵のミサイル防衛レーダー網をかいくぐる機動性も持ち合わせているといいます。実際に発射試験の映像も公開されています。

 はたして本当に主張するような性能を持ち合わせているかは不明ですが、現在ロシア国防省では、これら未来兵器の愛称を特設サイトで一般公募しています。ロシア語の読み書きは必須ですが、興味のある方は応募してみてはいかがでしょうか?

※画像は特設サイトのスクリーンショットです

(咲村珠樹)

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