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イグ・ノーベル賞の馬渕教授らが「女子高生の悩みを解決するダンス」を開発

おたくま経済新聞 / 2018年3月10日 12時5分

イグ・ノーベル賞の馬渕教授らが「女子高生の悩みを解決するダンス」を開発

Dance Dance Solution

 バナナの皮がいかに滑りやすいかを研究し、2014年にイグ・ノーベル賞(物理学賞)を受賞した北里大学名誉教授の馬渕清資氏はじめとする、3つのジャンルのプロ達が「学術的ダンス監修」を務めた、J☆Dee‘Zの新曲「Dance Dance Solution」のMVが3月10日、YouTubeで解禁されました。

 参加したのは、工学者・馬渕教授のほか、作家やコンサルタントも兼任している心理学者・晴香葉子氏、はりきゅうあんま指圧マッサージ専門学校の理事を務めた東洋医学者・高橋正夫氏というそうそうたる顔ぶれ。

 J☆Dee‘Zは女子高生ボーカル&ダンスグループ。そこで女子高生らが日頃抱えている悩みをヒアリング調査。100個集めた上で、物理学、心理学、東洋医学の3つの観点から解決しやすい15個の悩みを選び「学術的に解決できるダンス」に反映させたとのこと。


 例えば物理学では「校内でイチャつくカップル」の場合、肘の内側を直角にし、平泳ぎのイメージで手を二人の間に差し込み、そのまま水平に引き離すと効果的。「第二ボタンを奪いたい衝動」の時には、ボタンをねじり、そのまま横方向に大きく引きちぎるといいと教えています。どうやら本当に物理効果のある動きがダンスに取り入れられているようです……。これぞホントの(物理)。

 さらに、心理学観点では「ぼっち移動の恥ずかしさ」の場合、時計を見るなどして友達を待っているかのように振る舞うことで、孤立不安によるストレスを回避することができると紹介。

 東洋医学的には「涙の後の目の腫れ」の悩みに、目の周りのツボを「印堂」から「太陽」に円を描くようにやさしく刺激することで解決する。「顔のむくみ」は両手のひらで、顎から額、耳や首筋をさすります。等、かなり参考になる技を取り入れています。

 全体が昭和アイドル風なMVということもあり、ちょっと笑わせにくるネタなのかな?と思いきや、含まれる動きの意味は大真面目。知って得する知識から、使いどころが難しい物理技まで15種類のダンスが、アップテンポな曲に乗せて登場。特に東洋医学の技は、女子高生のみならずそれ以外の人でも使えそうな予感です。ちなみに、新型“aibo”が初となるMV出演を行っています。“aibo”のキレのあるダンスシーンも見どころですよ。

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