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帰国した平昌五輪オランダ代表チーム代表を空軍戦闘機がエスコート

おたくま経済新聞 / 2018年3月12日 12時25分

帰国した平昌五輪オランダ代表チーム代表を空軍戦闘機がエスコート

空軍のF-16から見た代表チャーター機(Image:Koninklijke Luchtmacht)

 現在韓国の平昌ではパラリンピックが行われていますが、少し時計を巻き戻してオリンピックの話題を。平昌オリンピック閉幕後、帰国したオランダ代表チームのチャーター機を空軍のF-16がエスコートしました。

 平昌オリンピックで8個の金メダル、6個の銀メダル、6個の銅メダルを獲得したオランダ。代表チームを乗せた、専用塗装に彩られたKLMのチャーター機(ボーイング777)がオランダの領空内に入ると、オランダ空軍のF-16が2機出迎えました。

 これは対領空侵犯措置のアラート任務(QRA=クイック・リアクション・アラート)に就いているオランダ空軍のF-16。オランダ代表チームのチャーター機を出迎える、という今回の行動は「スクランブル訓練の一環」という名目で実施された粋な計らいです。

 2機のF-16は、防空指揮所の指示のもとオリンピック代表を乗せたチャーター機のそばを飛んで、しばらくの間エスコートしました。その後チャーター機は、無事にアムステルダムのスキポール空港に着陸。多くのファンの出迎えを受けたといいます。

 実は、このように国の代表チームを空軍の戦闘機が出迎える、という行為は、オランダに限らず各国で行われているもの。どれも「スクランブル訓練の一環」で、領空侵犯した国籍不明機を強制着陸させるシミュレーション……といった名目で行なっており、訓練と祝福を兼ねたものになっています。国民とともにある軍隊としてのアピールにもなる機会だけに、エスコートした戦闘機パイロットも誇らしい気持ちを抱いたかもしれません。

Image:Koninklijke Luchtmacht

(咲村珠樹)

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