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日米合同演習での「海を守る」もうひとつの活動

おたくま経済新聞 / 2018年3月14日 10時59分

日米合同演習での「海を守る」もうひとつの活動

チョリトビーチを清掃する駆逐艦マスティン(DDG-89)乗組員

 現在グアム周辺海域で行われている、海上自衛隊とアメリカ海軍との合同演習「マルチセイル2018」。海上自衛隊からは護衛艦ふゆづき(DD-118)が参加しています。演習で主に行われるのは戦闘訓練ですが、その合間にはもうひとつの「海を守る」活動をしているのです。

 2018年3月8日から始まった、海上自衛隊とアメリカ海軍の合同演習「マルチセイル2018」。顔以上自衛隊からは護衛艦ふゆづき(DD-118)が参加し、対潜戦闘や対空戦闘などの訓練を通じて、日米における連携能力の向上を図っています。


 これら戦闘訓練は「海を守る」海上自衛隊、海軍にとって重要なこと。しかし、マルチセイル2018では、これ以外にも「海を守る」ために活動を行なっています。

 グアム等の西海岸にあるアサン・マイナ村。ここのチョリト・ビーチで3月6日(現地時間)、アメリカ海軍の将兵が海岸清掃を行なったのです。

 一見きれいな浜辺に見えますが、意外と様々な漂着物があり、砂浜や浜辺に自生する植物に悪影響を与えています。細かいゴミや、大きなものは廃タイヤなど、浜辺に転がっている様々な漂着物やゴミを除去していきます。

 このような海岸清掃は、演習のたびに行われる「地域貢献活動」の一環。軍として地元の人々に尽くし、理解を深めてもらおうと実施されるものです。武力だけでなく、こういう形でも海を守るのが海軍の精神なのですね。

Image:U.S.Navy

(咲村珠樹)

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