新型対艦ミサイルLRASM・6回目の空中発射試験成功
おたくま経済新聞 / 2018年3月22日 17時52分
![新型対艦ミサイルLRASM・6回目の空中発射試験成功](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/otakuma/otakuma_20180323_10_0-small.jpg)
洋上標的に命中するLRASM(Image:Lockheed Martin)
ロッキード・マーティンが開発中の新型対艦ミサイルAGM-158C・LRASM(Long Range Anti-Ship Missile)。自衛隊も取得を構想していますが、2018年3月19日(現地時間)、6回目の空中発射試験に成功したとロッキード・マーティンが発表しました。
新型の長距離巡航ミサイルAGM-158・JASSM-ER(Joint Air-to-Surface Standoff Missile Extended Range)の弾体を利用して派生開発されているLRASM。現在広く使用されている対艦ミサイル、ハープーンの後継とされ、GPS誘導による自律制御で目標に向かうスタンドオフ(撃ちっ放し)タイプのミサイルで、およそ800kmの射程距離を持つとされます。
LRASMはB-1Bや、F/A-18E/Fスーパーホーネット、F-35ライトニングIIからの空中発射だけでなく、水上艦からMk.41VLSを使用しての垂直発射にも対応する予定となっています。
テキサス州のダイエス空軍基地から離陸した、アメリカ空軍第337試験飛行隊のB-1Bは、カリフォルニア州のポイントマグー海上発射試験場上空でLRASMを発射。洋上に設置された標的を見事に捉えました。
空中発射試験はこれで6回目。全て目標を捉え、試験は成功しています。現在のスケジュールでは、2018年中に空軍のB-1Bで実戦化、そして海軍のF/A-18E/Fでの実戦化を2019年に予定していますが、このまま空中発射型は順調に進んでいきそうです。
Mk.41VLSを使用した艦上垂直発射型も、2016年7月18日に試験船を用いての発射試験に成功しており、標的を用いた試験も進められています。
Image:USAF/Lockheed Martin
(咲村珠樹)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
爆撃機の「お尻にエンジンもう1発!」予算争いの対抗策で生まれた“ハイブリッド爆撃機”とは?「これなら核積める」
乗りものニュース / 2024年6月30日 6時12分
-
だって「ミサイルもったいない」 戦闘機の“機関砲不要論”くつがえるか 考えざるを得ない“コスパ”
乗りものニュース / 2024年6月25日 6時12分
-
離島防衛の切り札か「ステルス巡航ミサイル」の生産増えます 自衛隊が渇望する世界的人気の兵器って?
乗りものニュース / 2024年6月24日 6時12分
-
ウクライナF-16の強力なライバルか!? ロシア版「トムキャット」戦闘機の“恐ろしい性能 ”とは
乗りものニュース / 2024年6月23日 6時12分
-
中国の「嫌がらせ」には厳重抗議! 北朝鮮の瀬取り監視でオランダ軍艦が長崎へ
乗りものニュース / 2024年6月12日 12時32分
ランキング
-
1「大正製薬の広告炎上?」怒る人は本当に多いのか 企業はネットでの批判に翻弄されるべきではない
東洋経済オンライン / 2024年7月5日 18時40分
-
2不倫相談士は見た 第2回 PTAは不倫の温床? 恋に狂った妻には届かない“ダブル不倫の絶対ルール”とは
マイナビニュース / 2024年7月4日 16時0分
-
3宝くじに当たる「確率」ってどれくらいなの?
オールアバウト / 2024年7月5日 21時40分
-
4ワークマンの「暑い日に履きたい、通気性抜群のシューズ」3選 980円の「ボーンサンダル」はカワイイ&歩きやすい
Fav-Log by ITmedia / 2024年7月4日 5時55分
-
5【早期発見のために】乳がん、大腸がん、肺がん、子宮がん、胃がん、食道がん…“予兆”の可能性がある「体からの警告」
NEWSポストセブン / 2024年7月5日 16時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)