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「四十七大戦」作者が全てのデスクワーカーに捧ぐ「軽運動」継続のススメ

おたくま経済新聞 / 2018年3月29日 13時39分

「四十七大戦」作者が全てのデスクワーカーに捧ぐ「軽運動」継続のススメ

一二三さん(@hifumix_0123)提供

 企業勤めで事務仕事がメインになると、運動するのは通勤時間の移動で歩くだけ、という人も多いかと思います。が、自宅ワーカーや通勤は車のデスクワーカーともなると、生活の中で「運動する時間」を作らないと運動できない事も多いかと。筆者も人の事あまり言えたもんじゃないのですが、そんなデスクワーカーの皆さんに心底お勧めしたい事が話題になっています。

 都道府県擬人化バトル漫画「四十七大戦」をコミックアース・スターで連載中の漫画家・一二三さんが「全てのデスクワーカー・自営業者に捧ぐ」と題した漫画がツイッターに投稿され、大拡散の勢いとなっています。

全てのデスクワーカー・自営業者に捧ぐ pic.twitter.com/bgszAqU2kL

— 一二三@四十七大戦3巻発売中 (@hifumix_0123) March 24, 2018

 その内容とは、デスクワークで毎日寝ていても何故か日中も眠く集中力も続かない、何かの病気だろうかと悩む一人の漫画家の姿。そんな話を母(セカオワ好き)に相談してみたところ、筋トレを薦められたという。「やらないよりかマシか」と1日10分くらい、自宅でできる筋トレからスタートしてみる事に。

 普段筋肉を使っていないせいか軽い筋トレでも筋肉痛になる状態だったそうですが、それでも湿布薬を使いつつ筋肉痛の様子を見ながら2日、3日と日をまたぎつつ続けていくと……同じメニューでも軽くこなせるように!

  同じメニュー3回目にして、その効果を実感したという一二三さん。明確に体力が付いた事を実感する事で、自信にもつながった様子。こうして一気に調子が上がった事で、原稿も普段は朝までかかって仕上げていたのに夜のうちに終わらせる事ができ驚きを隠せなかったそうです。18時間座りっぱなし、1日中インドア、休日も外に出ないという運動不足が続く生活で体力が異様に落ちていたことを実感したのだとか。

 体力が落ちると精神力も落ちてしまい、集中力が続かないので睡眠時間を削って仕事をし、さらに睡眠不足で集中力が落ちるという負のループに陥っていた事もあったそうですがその悪循環も断ち切る事ができたという事。ベテラン作家さんがやたらジム通いを勧めてくるのも「デスクワークは体力勝負」であるからと納得。

 更に、筋トレの中盤からタンパク質を効率よく摂ろうとプロテインを飲み始めたところ、今まであまりなかった食欲が超回復!原稿作業を優先するあまり食事を簡単にしすぎてタンパク質が足りていなかった事を実感したようです。食欲を感じるにもエネルギーが必要と感じたそうですよ。

 と、筋トレとプロテインの効果を体感して分かった事は「筋トレはいいぞ」。
これまで勧めてくる感じが宗教っぽいと感じていたけど、これは入信するわ、と。体力づくりは大事、超大事。

 そしてそれに続く形でお勧めの筋トレ動画を紹介していましたので、実際に筆者もやってみました。スクワット?簡単カンタン。かかと上げ?余裕~。四つん這いになってそのままの姿勢で右手と左足を上げてそのままキープ?よゆ……う、じゃなかった~!こんな簡単そうな事ができないなんて!!片手と反対側の足で体を支えるという、簡単そうな事が全然できませんでした。もう、ふらっふらしてて。たかが10分、されど10分。確かにこれは続けたら確実に効果あると確信。これ読んでマジその程度できないの?と思ったデスクワーカーで普段運動していない人、ホントやってみてくださいよ。意外とキツイですから。

 更に続くツイートに

「『自分は効果なかった』という方はこの辺気をつけてね
・筋トレ後は交感神経が働くが数時間で副交感神経優位になり眠くなるので、朝より夕・夜にやるといい。
・やる前に風呂を沸かしておいて終わったらすぐ入ると筋肉痛防止に。
・筋肉痛が辛い人はラジオ体操するといい
・ラジオ体操だけでも体力つく」

と補足しています。

「自分は効果なかった」という方はこの辺気をつけてね
・筋トレ後は交感神経が働くが数時間で副交感神経優位になり眠くなるので、朝より夕・夜にやるといい。
・やる前に風呂を沸かしておいて終わったらすぐ入ると筋肉痛防止に。
・筋肉痛が辛い人はラジオ体操するといい
・ラジオ体操だけでも体力つく pic.twitter.com/tlEWOaA3N3

— 一二三@四十七大戦3巻発売中 (@hifumix_0123) March 26, 2018

 これ、もう少し詳しく補足すると、運動により交感神経が優位になった後30分~1時間くらいで副交感神経の方が優位になり始めます。その結果体の深部体温も低下し、眠りに繋がります。寝る前のストレッチも寝る1時間前に行うのがベスト。

 また、お風呂の温度も熱めだと交感神経が優位になるため運動後の熱いお風呂は交感神経が優位なままの状態を持続させるため、副交感神経の働きが優位になるまでかなり時間がかかる事になります。お風呂はややぬるめにゆっくり浸かるのが効果的。

 更に、ゆっくり浸かる事で筋肉がほぐれ発生した疲労物質が良くなった血行とともに流れやすくなるので筋肉痛が出やすい人はお湯の中で軽く腕や足を伸ばしてみたり、肩や首を動かすのもお勧めです。肩こりにもいいんですよ。

 以前、ラジオ体操を薦めるコラムも書きましたが少ないスペースでできるラジオ体操は全身の筋肉をまんべんなく使う非常に優れた運動です。何からやっていいか分からない、動画流したいけどスマホでは見づらい、という人、ラジオ体操の音楽流してみては?NHKで10時や3時の前などに5分くらいやっているテレビ体操も、リフレッシュにお勧め。運動により全身の血行が良くなることで脳内の疲労物質も流れやすくなり頭もスッキリします。

 最後にココだけは押さえておきたいポイントをふたつ。運動をする前に、水を用意しておきましょう。人間の体って意外と水分不足に気が付かないもの。普段からも1日2lは水分を摂るよう心掛けておきたいところ。でも、コーヒーなどカフェインが多い物は交感神経を無駄に働かせてしまい却って疲労が抜けない事もあるので、カフェインは午前のブースターくらいにしておき、普段の水分や運動時の水分はノンカフェインのお茶や水にしておくのがベスト。

 そしてもうひとつは、運動時はしっかり息を大きく吸って吐きながら運動をする事。運動する事で酸素の取り込みが良くなりますが、しっかり呼吸をしないと酸素の取り込みも悪く燃焼率も良くなりません。鼻と口からしっかり息を吸って吐きながら体を動かすと口も乾いてくるので、乾いたかな?というタイミングで水分補給を。

 ちなみに一二三さんは筋肉痛が酷いと仕事ができなくなるタイプとの事で、週1~2回から始めて現在約半年続けているそうです。
「締め切り直前などはできないことも多いですが、一週間空く程度ならついた筋肉も落ちないという整体の先生の言葉を信じて、無理のないペースでやるようにしております。」との事。寝たきりでもなければすぐに筋力は落ちないのですが、できる時間を決めておいて習慣づけておくとやりやすいかもしれません。

 デスクワーカーは頭脳の労働。脳にしっかり養分と血液を行き渡らせるためにも軽い運動はぜひ習慣づけたいですね。

<記事化協力>
一二三さん(@hifumix_0123)

(梓川みいな/正看護師)

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