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アメリカ巡洋艦ゲティスバーグが近代化改修へ

おたくま経済新聞 / 2018年8月29日 15時34分

アメリカ巡洋艦ゲティスバーグが近代化改修へ

母港メイポートに帰還したゲティスバーグ

 アメリカ海軍のイージス巡洋艦ゲティスバーグ(CG-64)が近代化改修を受けることになり、その工事を1億4630万ドルで受注したとBAEシステムズが2018年8月23日に発表しました。オプションが行使された場合、改修工事の総額は1億5130万ドルとなる予定です。

 当時のリンカーン大統領による「人民の、人民による、人民のための統治」という有名な演説が行われたことでも知られる、ペンシルベニア州にあるアメリカ南北戦争の古戦場(ゲティスバーグの戦い)から命名されたゲティスバーグ(CG-64)は、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の18番艦。ベースライン3の最終艦として1991年6月に就役しました。現在はバージニア州ノーフォークを母港としています。

 近代化改修工事は2019年1月から、母港ノーフォーク海軍基地に隣接するBAEシステムズのノーフォーク造船所で始まる予定。これに先立ち、2016年にはすでにBAEシステムズの手により、甲板上にあるアルミ製構造物を交換するなどの初期改修が実施されています。ドック入りしてから15か月間の工期で、兵装のアップグレードや新しいイージスシステムへの更新、そして新しいネットワークシステム(CANES)も実装されることになります。

 順調に工事が進めば、2020年3月には近代化改修が終了し、戦線に復帰するのは各種訓練を終了した2023年ごろとなります。この近代化改修で、ゲティスバーグは2035年まで第一線にとどまり続ける予定です。

Image:U.S.Navy

(咲村珠樹)

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