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避難所でも使える パイプ椅子de簡易ベッドの作り方が話題

おたくま経済新聞 / 2018年9月11日 14時58分

避難所でも使える パイプ椅子de簡易ベッドの作り方が話題

警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)より

 豪雨や台風、地震など、今年の日本は一体どうしたのかという程に災害が続いています。被害がなかった地域でも、いつ何時、何が発生するか分かりません。その時の為に覚えておくと体の負担を軽減できる方法が話題です。

 警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターアカウントで紹介されているこの方法。会議室や体育館などによく置いてあるパイプ椅子を並べて簡易ベッドにする方法をツイッターで紹介しています。

 使うものはパイプ椅子6つと、大きいサイズの段ボール2箱分。やり方は、パイプ椅子6つを向かい合わせに置き、その上に畳まれた状態の段ボール箱を敷くだけ。隣り合う椅子の間隔は、使用者の体の大きさに合わせて若干調整しても大丈夫な様です。

 警視庁にあるパイプ椅子は座面が床ときちんと平行になっているので並べて段ボールを敷くだけでもそれなりに寝心地は悪くなかったようですが、折り畳み式のパイプ椅子だと座面が平行に揃わない可能性も。この為、リプライでは段ボールの下に板や毛布などを敷いて調整したほうがいいとする意見が。また、軽い椅子だと寝返りを打った際に椅子がずれて転落する可能性もあるので、折り畳み式でもそうでなくても軽い椅子を使う場合は、並べた後に向かい合わせた椅子の足同士をひもで括って固定すると安全性が高まります。

 この方法を試してみた警視庁警備部災害対策課の担当さんは、「宿直の仮眠時に試してみました。安定感があり、熟睡!ちょっとヤバかったです。」と感想を述べており、結構寝心地も悪くなかった様子。

 避難場所に指定されている体育館は、夏場は蒸し暑く、冬場は地面からの冷気が床に伝わって底冷えして、体にも負担が大きいものです。西日本豪雨でも活用されたこの方法は、夏場は背中の熱や湿気を逃がしやすく、冬場は床からダイレクトに伝わる冷気から守ってくれます。いざという時の為に覚えておくと、体育館での避難生活を少しでも楽にする事ができるかもしれませんね。

パイプ椅子を使って簡易ベッドを作ってみました。避難場所となる体育館等にあるパイプ椅子を並べ、その上にダンボールを敷くだけです。西日本豪雨でも活用されましたが、床からの冷気や埃を軽減でき、体の負担も減ります。宿直の仮眠時に試してみました。安定感があり、熟睡!ちょっとヤバかったです。 pic.twitter.com/hWFdCVvwoN

— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) September 11, 2018

<引用・参考>
警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)

(梓川みいな)

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